今回ご紹介するのは「解く」。
試験やクイズなどを「解く(とく)」、もしくは帯や誤解などを「解く」という用い方をしますよね!
しかし、実は「とく」以外にも読み方があるのです。いったいなんと読むのでしょうか?
「解く」の読み方!
もう一つの読み方「解く」を考える前に、改めて「解く(とく)」の意味を国語辞典で調べてみましょう。
①むすんだり、しばったりしてあるものをほどく。放す。「なわをー・く」
②[梳く]乱れた髪(かみ)をくしでなおす。とかす。「髪をー・く」
③解除する。「編成をー・く」
④(着物を)ぬぐ。「旅装(りょそう)をー・く」
⑤なくす。消す。「怒りをー・く」
⑥任務・職務をやめさせる。「大使の任をー・く」
⑦約束(やくそく)・規定・制限をやめさせる。「禁をー・く」
⑧答えをだす。解き明かす。「なぞをー・く」「方程式をー・く」
出典:山田俊雄・石綿敏雄編、角川最新国語辞典、角川書店(1993年12月10日29版)p.741
冒頭で触れた試験やクイズは⑧に該当します。
そして、もう一つの読み方「解く」ですが……実は、引用した国語辞典の中に答えが!
もうお分かりでしょうか?
正解は「ほどく」でした!
「解く」の意味は?
それでは「解く(ほどく)」の意味を改めて、調べてみましょう!
〔結び目や縫い目を切ったりしないで〕結んだり 縫ったり したのと逆順の操作で、元へ戻す。とく。「包みをー」
出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p.1451
国語辞典にも載っている通り、「ほどく」は「とく」と表現することも出来ます。
余談ですが、糸や緊張に用いる「ほぐす」という言葉も「解す」と書きますよ。
一緒にぜひ覚えてみてください!
まとめ
いかがでしたか?
「解く」は「とく」とも読みますが、「ほどく」とも読みます。
文脈によって意味、読み方が変わるので、間違えないようにご注意を!