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「芥子」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は...?

  • 2022.5.10
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今回ご紹介する漢字は「芥子」。

「羅生門」でお馴染みの文豪・芥川龍之介にも用いられる「芥」という漢字を用いた熟語です!

一体なんと読むのでしょうか?

「芥子」の読み方!

「芥子」の読み方は複数あります。

そのうちメジャーな2つを当ててみてください!

1つ目のヒントは花の名前です。とても可愛い花を咲かせるのですが、麻薬の原料になるため、無許可で栽培はできません。

ここまで読むと、思い浮かんだ方も多いのではないでしょうか?

続いて、2つ目のヒントは香辛料です。おでんや焼売に添えられるケースが多く、鮮やかな黄色が食欲をそそります!

それでは、正解発表です!

1つ目の正解は「けし」

2つ目の正解は「からし」でした!

「芥子」の意味は?

では、「芥子(けし)」から国語辞典で調べてみましょう!

①ケシ科の二年草。五月ごろ、白・紅・むらさきなどの花がさく。種は食用。未熟の果実の乳液からアヘンをとる。
出典:山田俊雄・石綿敏雄編、角川最新国語辞典、角川書店(1993年12月10日29版)p.304

アヘンといえば、19世紀に勃発したアヘン戦争でもお馴染みですよね。

「芥子(けし)」からアヘン、つまり麻薬が取れるため、許可なく栽培ができないのです。

続いて、「芥子(からし)」の意味は……。

カラシナの種を粉にした、黄色の香辛料。
出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p.306

他にも「かいし」と読むことができますが、いずれもカラシナの種を粉末にしたものを表す言葉のようです。

ちなみに「からし」という漢字は、「芥子(からし)」以外に「辛子(からし)」という表記もメジャーですよね!

まとめ

いかがでしたか?

「芥子」はアヘンの元となる花「けし」と読むケースと、香辛料の「からし」と読むケースがあります。また「からし」の他に、「かいし」とも読むことがあります。

読み方一つで、花もしくは香辛料に変化するのは、とても興味深いのではないでしょうか?