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「楽車」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.3.28
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みなさんは幼い頃、「お祭り」に行ったことはありますか?金魚すくいに射的、焼きそばやりんご飴、最後には花火が上がる…。大人になった今でも楽しいことに変わりはないかもしれません。

今回は、そんな「お祭り」に関連した言葉から、「楽車」をご紹介します。

「楽車」の読み方!

まずは一般的な読み方から見ていきましょう。

「楽」、こちらは「がく」や「らく」、「楽しい(たのしい)」と読みますよね。

続いて「車」、こちらは「くるま」や「しゃ」と読むことがほとんどかと思います。

しかし、これらをどう組み合わせても、「楽車」の読み方にはなりません。

ヒントを出すと、最初の1文字は「だ」、「だ〇〇〇」と読みます。空欄を埋める3文字を考えてみてください! 「お祭り」に関連していて、「だ」から始まる4文字の言葉となると、答えが分かった方もいらっしゃるかもしれませんね。

それでは、正解を発表します。

正解は「だんじり」でした!

「楽車」について

「お祭り」に関連していて、「楽車」と同じく「車」が含まれる言葉に「山車(だし)」というものがあります。こちらも字面からは想像できそうにない、難読漢字ですよね。

この「山車」は、「祭礼のとき、引いて練り歩く屋台」(出典:『デジタル大辞泉』小学館)のことを指していますが、「楽車」も同じような意味となっています。

だん‐じり【檀尻・車楽・楽車 】
〘名〙
① 大阪府および兵庫県などで、祭礼に用いる屋台。この屋台に太鼓を載せて、車輪をつけて引くものと、かつぐものとがある。山車(だし)。やま。
② 「だんじりばやし(檀尻囃子)」の略。
③ 「だんじりまい(檀尻舞)」の略。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

上記のように「だんじり」は「檀尻」や「車楽」と書くこともできます。

また「山車」と同じように、祭礼のときに引く、または担ぐ屋台のことでしたね。

余談ですが、「だんじり」というと、大阪の「岸和田だんじり祭り」が有名ではないでしょうか。

その歴史は古く、江戸時代中期に始まったそうです。毎年9月に行われるこの「お祭り」、大勢で「楽車」を引いて練り歩くさまは正に圧巻の一言。興味のある方はぜひ一度調べてみてください!

まとめ

「楽車」は「だんじり」と読み、「大阪府および兵庫県などで、祭礼に用いる屋台」などを指していました。

今後も「楽車」のような、簡単な漢字の組み合わせから成る難読漢字をたくさんご紹介させていただきます。次回を楽しみにお待ちください!