「中直」はなんと読む？読めたらスゴい難読漢字、正解は…？

今回ご紹介する言葉は「中直」です。

「中」に「直」、どちらも非常に簡単な漢字ですよね。ただ、この2つが組み合わさると、ちょっと変わった読み方になるみたい…。

さて、いったいなんと読むのでしょうか？

まずは簡単な読み方を見ておきましょう。

もちろん、そのまま「ちゅうちょく」と読むことができます。

その他「仲直り」とも書きますが、「中直」は「なかなおり」とも読むことが出来ます。「仲直り」をさせることを意味する「なかなおし」というものもあるんです。

ただ、「仲直り」とは関係ない、別の読み方が残されています。そちらは少し難しいかも…。

その場合の「中」も、「なかなおり」と同様に「なか」と読みます。みなさんに考えていただきたいのは「直」の方なんです。

「直」は「直す（なおす）」の他に、「ちょく」や、「じき」に「すぐ」、少し難しいですが「ひた」とも読みます。ただ、これらのいずれも今回の答えの「中直」の読み方には当てはまりません。

悩んでいる方がいらっしゃるかもしれないので、ここでヒントをお出しします。「直」を別の漢字に変えてみるといいかもしれません。よく似ている、「直」に「〇〇べん」を付けたものに置き換えてみると、簡単に読めてしまいますよ！

いかがでしょう、答えの見当は付きましたか？

それでは、正解を発表します。

正解は「なかね」でした！

ヒントの漢字は「値」、「中値」と書いても、「中直」と同様に「なかね」と読みますよ。

「中直」ではなく、「中値」として見ると、なんとなくどんな意味か分かってくるかもしれませんね。さっそく辞書で確認してみましょう。

なか‐ね【中値・中直】
〘名〙
① 高値と安値との中間の値段。
② 売値と買値との中間の値段。

出典：『精選版日本国語大辞典』（小学館）

「なかね」と聞いて、投資経験のある方であれば「でそんな言葉があったなぁ…」と思っている方がいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、よく思い返してみてください！その「なかね」は「仲値」と書かれていませんでしたか？

「仲値」、こちらは銀行から顧客に向けた基準レートのことだそうです。同じ読み方ではありますが、混同しないよう気を付けてくださいね！

いかがでしたか？

「中直」は「なかね」と読み、「高値と安値」または「売値と買値」の「中間の値段」のことでした。

今後も「中直」のような、簡単な漢字の組み合わせから成る難読漢字を、たくさんご紹介させていただきますね！