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「役調」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.3.13
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そろそろ年度末ですね。出会いと別れの季節でもありますが、社会人、特に個人事業主の方にとっては、確定申告の時期でもあります。

税金はちゃんと納めなければいけませんが、分かっていても億劫になるという方も多いかもしれませんね。

さて今回は、そんな税金に関連している「役調」の読み方を当てていただきます。

「役調」の読み方!

まずは一般的な読み方から考えてみましょう。

最初に「役」、こちらは「やく」や「えき」と読みますよね。

続いて「調」、こちらは「ちょう」や「調べる(しらべる)」と読むことがほとんどではないでしょうか。

「えきちょう」と読むことは可能ですが、「やくちょう」と考えた方は、残念ながら不正解です。

ちなみに、「役」は「え」と読みます。「えき」という読み方があることから、あまり違和感はないのではないでしょうか。

では、残る「調」はというと、読み仮名は2文字です。それだけでは分からないかもしれませんので、ヒントを1つお出しします。

夜に空を見上げると、みなさんの目には何が映りますか? もちろん星も見えるでしょうが、より大きい何かが目に入ると思います。

もうお分かりですね? そう、正解は「えつき」なんです!

「役調」について

「役調」と書いて「えつき」と読む。意外に思われた方も多いのではないでしょうか。

さて、読みが分かったところで意味の確認に移りましょう。「役調」とは何を指しているのか、辞書にはこう記載されています。

え‐つき【▽役▽調/課=役】
律令制での租税の総称。租・庸・調・雑徭からなる。えだちとみつぎ。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

昔の税の総称のことでした。「役(え)」は肉体労働、「調(つき)」は貢物のことだそうです。

ちなみに、引用文にある「租・庸・調・雑徭」のうちの「租」は、公民に班給された口分田に対して課税されるもの。残る3つは人にかけられるものとなっています。

納める物や手段は違いますが、様々なものに税金がかけられているのは、今も昔も変わらないんですね。

まとめ

「役調」は「えつき」と読み、「律令制での租税の総称」のことでした。

今後も「役調」のような難読漢字をたくさんご紹介させていただきます。次の機会をお楽しみに!