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「虎杖」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.3.28
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今回ご紹介するのは「虎杖」、こちらの読み方を当てていただきます。

漫画「呪術廻戦」の主人公の名字として使われていることで読めるようになったという方も多いかもしれません。

ただ、みなさんの知っているものだけではありません。実は、この言葉にはあと2つ読み方があるんです。

さて、いったいなんと読むのでしょうか…?

「虎杖」の読み方!

「虎杖」、この言葉は通常「いたどり」と読みます。こちらも「虎」「杖」の字面からは予想できない難読漢字ではないでしょうか。

では、別の読み方とはいったいどんなものなのか考えてみましょう。

「虎」は「とら」や「こ」と読みますよね。そして「杖」、こちらは「つえ」や「じょう」という読み方が一般的かと思います。

これらを組み合わせて「とらつえ」や「こじょう」と考えた方がいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら不正解。なんと正解は2つとも「た」から始まります。これを聞いて、驚かれた方が多いかもしれません。

読み仮名は両方とも3文字です。「た〇〇」、空欄を埋める2文字を2パターン考えてみてください!

いかがでしょう、正解の見当は付きましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「たじひ」「たちひ」でした!

「虎杖」について

今回は、ただでさえ難読な「虎杖」の別の読み方ということもあり、正答率はかなり低かったかもしれません。

さて、この「たじひ」と「たちひ」、意味は「いたどり」と共通しています。しかし、みなさんはそもそも「虎杖」という言葉の意味をご存じですか?

キャラクターの名前、それだけではもちろんありません。本来は、別のものの名前なんです! さっそく辞書で確認してみましょう。

いたどり【虎杖】
〘名〙
① タデ科の多年草。各地の山野、路傍に生える。高さ一メートル内外。茎は中空で節をもち、若い茎には紅紫色の斑点がある。葉は長さ五~一五センチメートルの広卵形または卵状楕円形で先がとがる。雌雄異株で夏、白または淡赤色の小さい花が葉腋(ようえき)に総状に咲く。果実には翼がある。若い茎はやや酸味をおび食用となり、根茎は利尿、健胃剤などとされる。漢名、虎杖、黄薬子。たんじ。すかんぽ。すっぱぐさ。たじい。さいたずま。《季・春》
② 紋所の名。イタドリの花と葉とを図案化したもの。

出典:『日本国語大辞典』(小学館)

 

植物、そして「紋所」の名前でしたね。

②の「紋所」は「もんどころ」と読みます。これを聞いてピンと来た方が多いのではないでしょうか。そう、あの「水戸黄門」に出てくる「印籠(いんろう)」に描かれているのが「紋所」なんです。

ちなみに、「水戸黄門」の「紋所」は将軍家のもので「三つ葉葵」だそうですよ。

まとめ

「虎杖」は「いたどり」の他に、「たじひ」「たちひ」と読むことが分かりました。

今回の「虎杖」のような、物語で出てくる言葉には難読なものが数多く存在します。ルビが振られておらず困った方も多いのではないでしょうか。

そんな難読漢字を今後もたくさんご紹介させていただきます。次回をお楽しみに!