「一行」は「いちぎょう」以外になんと読む？読めたらスゴい難読漢字、正解は…？

今回ご紹介する言葉は「一行」、こちらの読み方を当てていただきます。

一見して、「…どこが難しいの？」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんね。確かに「一行」は普段から使う機会の多い言葉、そのように考えても不思議ではないと思います。

しかし、そんな「一行」にも、あまり知られていない読み方が存在するんです！さて、いったいなんと読むんでしょうか…？

「一行」、普段であれば「文章のひとくだり」を表す「いちぎょう」や、「行先に一緒に向かう人たち」のことを指す「いっこう」と読みますよね。

ちなみに正解は3つ、「他にどう読めばいいのか分からないのに、3つもあるの…？」と苦悩している方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方のために、ここでヒントをお出しします。実はここまでの文中に、正解が1つ隠れているんです。もう1度見返してみてください！

そして、残る2つの読み仮名は両方ともに4文字です。「ひと〇〇」、「いつ〇〇」、それぞれに合う2文字を考えてみましょう。

そろそろ文中から答えを見つけ出した方もいらっしゃるでしょうから、ここで正解発表とさせていただきます。

正解は「ひとくだり」「ひとつら」「いつごう」でした！

「ひとくだり」に関しては、日常で何気なく使っている方も多そうですね。大体の意味は把握している、という方がほとんどではないでしょうか。

一方、「ひとつら」「いつごう」は聞いたことがない、という方が多いかもしれません。しっかりと理解するためにも、さっそく辞書で確認してみましょう。

ひと‐くだり【一行】
〘名〙
① 文章のいちぎょう。また、非常に短い文章。
② 文章・物語の一部分。一区切り。一節。
③ ひとくさりの通り文句。きまりきった口上。また、その一部分。一席。
④ 一つの列をなしているもの。また、その列。一列。いちぎょう。

ひと‐つら【一連・一列・一行】
〘名〙
① 同類としてひと続きに並ぶ様子。また、そのもの。いちれつ。いっこう。
② 同族。一族。
③ 同じ程度。いっしょ。同列。
④ ひたすらなこと。一途。

いつ‐ごう ‥ガウ【一行】
〘名〙＝いっこう（一行）

出典：『精選版日本国語大辞典』（小学館）

「いつごう」に関しては「いっこう」と同じとのことでした。しかし、「ひとつら」は他の「いとくだり」等とは違った意味があります。

「一行」、文章でこの言葉を見かけた際に、どの読み方、どの意味なのか迷わないよう気を付けてくださいね！

いかがでしたか？

「一行」、よくご存じの言葉かと思いますが、そんな中にも未知の読み方が隠されていましたね。

今後も「一行」のような、普段から使っている言葉の知られていない読み方をどんどんご紹介させていただきます。次回をお楽しみに！