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【本当の意味は?】“約60%”が勘違い!「ぞっとしない」の意味、答えられますか?

  • 2022.4.20
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「ぞっとしない」、この言葉の意味を正確に理解しないまま使っていらっしゃったりしませんか? 

実はこの「ぞっとしない」、約60%もの方が間違えて使ってしまう、誤用の多い言葉なんです。「いやいや…まさかそんなこと…」とお思いの方も間違えているかもしれません。本当はどんな意味なんでしょうか。

正解発表!

「私は大丈夫」とお思いの方、逆に「もしかしたら前から間違えていたかも…」と不安に思っていらっしゃる方、両方いらっしゃるかと思います。

確かに「ぞっとしない」は難しい漢字が使われているわけではなく、それでいて頻繁に使う言葉でもないために、わざわざ意味の確認をとる機会は、そう多くはないでしょう。ある意味曖昧なままにしがちな言葉なのかもしれません。

では、正解を発表する前に、この言葉の典型的な誤用例を見ておきましょう。

「ぞっとしない」、この言葉に「恐ろしくない」といった意味はありません。驚かれた方も多いのではないでしょうか。

では、本来はどんな意味なのか発表します。

正解は「面白くない」でした!

「ぞっとしない」について

文化庁が実施した平成 28 年度「国語に関する世論調査」によると、「ぞっとしない」の本来の意味は(ア)(イ)のどちらだと思うかという問いに対し、下記のような結果が出ています。なお、(イ)が間違った意味、(ア)が本来の意味です。

(ア):面白くない 22.8%
(イ):恐ろしくない 56.1%
(ウ):(ア)と(イ)の両方 4.2%
(エ):(ア),(イ)とは,全く別の意味 11.0%
分からない 5.9%

引用:「平成 28 年度 国語に関する世論調査」文化庁

 

引用にある通り、56.1%もの人が「ぞっとしない」を間違えて使ってしまっています。

(ア)(イ)の両方を選んだ方まで含めると約60%もの人が本来の意味ではないものを覚えてしまっているんです。

誤用が多い理由としては、恐ろしさで身の毛がよだつことを表す「ぞっと」を「ない」と否定している言葉に見えてしまうから、ということがあるかもしれません。

「面白くない」と「恐ろしくない」では、当然意味が全く異なります。間違えた意味で覚えてしまっていると、相手との会話がうまくかみ合わない…、なんてことがあるかもしれません。不安や誤解を招かないよう、ここで正しい意味をしっかりと覚えて下さいね!

まとめ

いかがでしたか?

「ぞっとしない」は「恐ろしくない」ではなく、本当は「面白くない」という意味でした。

今後は間違えることのないように気をつけてくださいね!