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「引板」は「ひきいた」以外になんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.2.26
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今回は「引板」という漢字をご紹介します。

「引」「板」、どちらも小学校で習うような簡単な漢字ですよね。しかし、この2つが組み合わさると、少し変わった読み方になるんです!

さて、いったいどう読むんでしょうか…?

「引板」の読み方!

「引」に「板」それぞれの一般的な読みから「いんばん」や「ひきいた」と読んだ方がいらっしゃるかもしれません。

実は後者の「ひきいた」は正解。意外とすんなり答えが出てきてしまいました。

しかし、これは難読漢字クイズです。ここで終わりではありませんよ。

残る正解はあと2つ、どちらも「ひきいた」が変化した形となっています。読み仮名は2文字と3文字です。「ひきいた」をどう変えれば正解に辿り着けるのか、ここで考えてみましょう。

いかがでしょう、正解の見当は付きましたか?

それでは正解を発表します。

正解は「ひた」「ひきた」でした!

「引板」について

「ひた」に「ひきた」、「ひきいた」に行きついてしまえば簡単かもしれませんが、初見で読めた方はかなり少なかったのではないでしょうか。

それでは、読みが分かったところで意味の確認に移りましょう。「板」の種類のことなのか、はたまた全く別の何かなのか…。辞書で確認してみましょう。

ひた【引板】
〘名〙 (「ひきいた(引板)」の変化した語) 田や畑に張りわたして鳥などを追うためのしかけ。細い竹の管を板にぶらさげ、引けば鳴るようにしかけたもの。鳴子(なるこ)。おどろかし。また、流れ落ちる水に板をあてて、音を鳴りひびかせる装置もいう。《季・秋》

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

ひきた【引板】
〘名〙 (「ひきいた」の変化した語) 鳴子(なるこ)のこと。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

鳥よけに使われていた「板」のこと、つまり「板」の種類のことを指していました。同じような用途のものでは「案山子(かかし)」等が挙げられます。

今でも「烏(からす)」や「猫(ねこ)」をよけるために、使わなくなったCDを吊るしたり、水の入ったペットボトルを庭先に置いているお宅もありますよね。

方法は違いますが、今も昔も動物をよけるためにいろいろな策を講じているんですね。

まとめ

「引板」は「ひた」「ひきた」等と読み、鳥よけのしかけのことでした。

今回の「引板」のような、簡単な漢字の組み合わせから成る難読漢字はまだまだたくさんございます。今後もご紹介させていただきますね!