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「掌酒」=「しょうしゅ」? 読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.3.16
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今回は「掌酒」という言葉の読み方を当てていただきます。

「酒」は飲む以外にも、料理に使ったり、または「お神酒(おみき)」や「お屠蘇(おとそ)」などのように、儀式に用いられたりしますよね。様々な用途があり、私たちにとって馴染み深いものではないでしょうか。

そんな「酒」が含まれている「掌酒」、一見簡単に読めそうですが、実はかなり変わった読み方をしているんです!はたして、なんと読むんでしょうか…?

「掌酒」の読み方!

「掌酒」について考える前に、まずは「掌」に触れておきましょう。普段の生活ではあまり見かけない漢字かもしれませんからね。

「掌」は「しょう」や「てのひら」と読みます。少し難しい読み方に「たなごころ」「たなうら」というものもあるんですよ。

「しょうしゅ」と読んだ方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらは正解ではありません。

今回の「掌酒」、別表記に「酒〇」というものがあります。ここで疑問に思った方もいらっしゃるかも…。実は「掌酒」の読み仮名は「さか〇〇」。なんと「酒」の読み仮名が前に来ているんです!

ここまで来ると正解はすぐそこ、「さか〇〇」に入る2文字を考えてみてください!

それでは、正解発表です。

正解は「さかびと」でした!

「掌酒」について

お察しかもしれませんが、「掌酒(さかびと)」の別表記は「酒人」。こちらであれば、簡単に読めてしまう問題でした。

この別表記を知ったみなさんであれば、もう「掌酒」の意味もなんとなく推測できているかもしれませんね。予想があっているか、辞書で確認してみましょう。

さか‐びと【酒人/掌=酒】
神に供える酒の醸造をつかさどる人。

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

「掌酒」「酒人」とは、神に供えるお酒の醸造をつかさどる人のことでした。予想は当たっていましたか?

余談ですが、現代の日本では日本酒を造る職人のことを「蔵人(くらびと)」、酒造りの責任者を「杜氏(とうじ)」というそうです。

その他にも製造工程の担当箇所ごとに「酛廻り(もとまわり)」や「釜屋(かまや)」等々に分類されるとのこと。興味がある方はぜひ調べてみてください!

まとめ

いかがでしたか?

「掌酒」、一見しただけでは「さかびと」とはなかなか読めそうにない言葉でしたね。

今後も「掌酒」のように、難読な漢字をたくさんご紹介させていただきます。次回をお楽しみに!