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「すべからく=すべて」ではないんです!“約40%”が勘違いしている本当の意味、答えられますか?

  • 2022.4.8
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「先輩、〇〇社の案件どうします?」「受けるに決まっているだろう。あの会社の案件はすべからく受けることになっているんだ」

「すべからく」という言葉、みなさんも一度は耳にした経験があると思います。仕事の場に限らず、友人や家族との会話で耳にしたこともあるのではないでしょうか。

しかし、そんな「すべからく」という言葉、実は約4割もの方が間違えて使ってしまっているんです!はたして、みなさんは正しく使えているでしょうか…?

正解発表!

「えっ、約40%も間違えているの!?」と驚いている方がいらっしゃるかもしれませんね。ただ、一方で「いやいや、自分は大丈夫なはず…」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「すべからく」は誰しも一度は聞いたことがあるような言葉ですし、上記のように思われても不思議ではないと思います。

では、みなさんの考えが正解かどうか確かめる前に、ありがちな不正解の例を見ておきましょう。

「すべからく」にすべて、皆」という意味はありません!これを聞いて、 驚かれた方も多いのではないでしょうか。

それでは、正解を発表します。

正解は「当然、ぜひとも」でした!

「すべからく」について

文化庁が実施した令和2年度「国語に関する世論調査」によると、「すべからく」の本来の意味は(ア)(イ)のどちらだと思うかという問いに対し、下記のような結果が出ています。なお、(ア)が間違った意味、(イ)が本来の意味です。

(ア)「すべて、皆」という意味 32.1%
(イ)「当然、是非とも」という意味 54.8%
(ア)と(イ)の両方 9.1%
(ア)、(イ)とは、まったく別の意味 1.8%
無回答 2.2%

引用:「令和2年度 国語に関する世論調査」文化庁

 

引用にある通り、実に32.1%もの回答者が、「すべからく」の意味を(ア)だと勘違いしたまま使ってしまっています。(ア)と(イ)の両方を選んだ方も含めると、約40%の方がこの言葉の意味を間違えて覚えてしまっているんです。

おそらく「すべて」と「すべからく」で「すべ」が共通していることも間違いの一端の原因だと推測できますが…。意味を間違えたまま「すべからく」を使っていると、誤解を生んでしまう恐れがあります。

相手に失礼がないように、今後間違えないよう気を付けてくださいね!

まとめ

「すべからく」は、本来「当然、是非とも」という意味でした。

今まで間違えていたとしても、今後間違えないことが大事です。そのためにも、この機会に覚えておいてくださいね!