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「先年」は「せんねん」以外になんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.3.16
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「年」が明けて早くも3か月、みなさんいかがお過ごしでしょうか。だんだんと暖かい日も増えてきましたね。

さて今回は、上記の「年」が含まれる「先年」の読み方を当てていただきます。「先」に「年」、どちらも簡単な漢字ですが、いったいなんと読むんでしょうか…?

「先年」の読み方!

まずは一般的な読み方から考えてみましょう。

「先」は「さき」や「せん」と読みます。続いて「年」、こちらは「ねん」や「とし」と読みますよね。

これらを組み合わせると、「さきとし」や「せんねん」などが考えられるでしょうか。

上記のうち、「せんねん」は正解です。ただ、他にも読み方は残されています。

残るは2つ、どちらも読み仮名は5文字です。「〇〇〇とし」、空欄を埋める3文字を考えてみましょう。

いかがでしょう、当てはまる文字の見当は付きましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「さいつとし」「さいととし」でした!

「先年」について

「さいつとし」「さいととし」、どちらも字面から辿り着くのは困難な読みだったかもしれません。

では、読み方が分かったところで意味を確認しましょう。

「先年」、字面の通りこれから「先」の「年」、つまり来年やそれ以降のことを指しているのでは? とお考えの方がいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、実際にはその逆なんです。辞書で確認してみましょう。

さい‐と‐とし【先年】
〘名〙 (「さきつとし(先年)」の変化した語か) 一昨年よりも以前の年の意か、あるいは、狭く一昨年の前の年で一昨昨年の意か。
さい‐つ‐とし【先年】
〘名〙 (「さきつとし」の変化した語) 先年。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

未来ではなく過去のことでしたね。「先」は「先(さき)の会議で伝えたこの件だが…」のように、過去のことを指す場合もあります。

日頃の会話でも、相手が言っている「先」がどちらの意味かちゃんと判断できないと、いらない誤解が生まれてしまうかもしれません。そんなことがないよう、「先」には過去を指すこともあると、ここでしっかりと覚えておいてくださいね!

まとめ

いかがでしたか? 「先年」、読み方もさることながら、意味も字面からは読み取りづらい言葉だったかもしれません。

今回の「先年」のような、簡単な漢字が組み合わさってできる難読漢字はまだまだたくさんあります。今後もご紹介させていただきますね!