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森、沢、広場、どこに泊まろう。長野県「青木の平キャンプ場」でオートキャンプ

  • 2022.1.19

海のアクティビティが好きだけれど、住むならきっと山がいい。そんなことを思う、morinohinakoです。

今回訪れたのは、八ヶ岳の麓。山梨県・北杜市と長野県・佐久郡をまたいで、キャンプの旅に行ってきました。

山梨県・北杜市で野菜、お肉、ワインを調達

八ヶ岳、甲斐駒ケ岳、金峰山などの日本が誇る名山に囲まれる、山梨県・北杜市。標高はおよそ800mで夏は涼しく、年間を通して雨の少ない気候により、ワインの産地としても知られています。

そんな北杜市、キャンプで楽しむご飯やワインを調達するにはもってこいの場所。まず行ってもらいたいのが、「ひまわり市場」です。

北杜市や周辺の農家さんから仕入れた新鮮な野菜や乳製品、パンなど、東京では出会えない食材がずらりと並びます。

キャンプ以外の食材も買いたくなってしまいますが、お土産は帰り道に……とグッと我慢。

つづいてはお肉を買うため、「肉と魚と惣菜のお店わたなべ」へ。牛、豚、鶏肉なんでも揃っていて、味付きや量り売りがあるのでBBQ用にぴったりです。

「Wine Shop Soif.」で、アウトドアで飲みたいワインを1本。野菜は贅沢にも、北杜市に住む友人の畑からレタスなどの葉物野菜を収穫させてもらいました。

キャンプギアを載せて、いざ出発です。

「青木の平キャンプ場」は沢も林間も広場も楽しめる

Backpackers’ Japanのメンバーが運営代行をしている、青木の平キャンプ場。北杜市からは北に進み、レタス畑が広がる川上村を通り抜けたところにあります。

入口からは坂になっていて、下りきると川が流れる音が聞こえ、空気もひんやりと感じます。

青木の平キャンプ場は、オートキャンプ場。車で入っていくと、思っていたよりも広く、空が開けた広場や、池のそば、川のすぐ横など、さまざまなサイトがあります。

まずは1周、どの場所がいいかな~と探しながら進みます。

青木の平キャンプ場では、お天気がよければ星がよく見えるそう。広場は大き目のテントも張りやすく、ボールなどでも遊びやすいので、ファミリーにもおすすめです。

川の近くがいいという方には、サイトの中でも一番低い位置にあり、川を目の前にできるスポットがあります。

さらに奥に進むと、森のような木々が立ち並ぶ場所も。ひとつのキャンプ場とは思えないほどさまざまなサイトから選べるのが、青木の平キャンプ場の魅力です。

私たちが選んだのは、川のすぐそば。日中は近くに川が流れていると清々しい気持ちになれるし、朝は川の流れる音に起こされるのがキャンプの醍醐味。

「次に来たときは、この場所がいいかな~」と他のキャンパーたちのテントを見ながら散策するのも楽しいひとときでした。

日のあるうちからワインを開けて

無事にテントも張れたことだし、ちょっと休憩。

もう食材の調達もできているし、今日はワインを呑んでも大丈夫ということで、まだ明るいうちから呑み始め。

子どものときは、自然の中で走り回ったりBBQでマシュマロを焼いたりするのがキャンプの楽しみだったけれど、大人は大人の楽しみ方があるのね、なんてしみじみ思いながら。大人になるって悪いことばかりじゃないなあと、ほろ酔いで考えるのでした。

ワインをお供は、来るときに買っておいた『FRaU』や『dancyu』などの雑誌。自然の音をBGMにちょっと記事を読んでは、ぼーっと思いをめぐらせる。そういう時間は本物の贅沢です。

星空の下でBBQ

お散歩をしたり、休憩に雑誌を読んだりしているうちに、あっという間にあたりは暗くなってきました。今夜は、北杜市で調達したお肉や野菜でBBQ。

ワインもちびちび呑みながら、まったりモードで焚火します。

まずは、しいたけのバター焼きから。じゅわっと広がるしいたけの甘みとバターの香りがたまらない、これだけで「キャンプさいこー!」と言いたくなります。

ワインと焚き火のゆらめきが、この週末を目指してがんばってきた心をほろっとゆるめてくれました。

飲んだり食べたり話したり。焚火がだんだんと小さくなり夜もあっという間に更け、見上げると木々の隙間から星空がきらめいていました。

コーヒーとホットサンドで朝ごはん

まわりの灯りが消えていくのを見ながら、ゆっくりと過ごしていた昨晩。朝は遅めに起きようか、と思っていましたが、鳥の声と川の流れる音にすっきりと目が覚めました。

キャンプに行った10月初旬はまだそこまで寒くはありませんでしたが、やっぱりキャンプサイトの朝はキンと冷えた空気が気持ち良い。

パッと支度をして、顔を洗いに外へ。青木の平キャンプ場は、水場もお手洗いもきれいで使いやすいのもうれしいところでした。

朝ごはんは、コーヒーとホットサンド。

この日のためにと買っておいたのは、福岡県・糸島市にあるコーヒー屋さん「森とコーヒー。」のドリップバッグ。出張先で見つけて、キャンプにぴったりな名前のコーヒーだなと思って買っていたのでした。

ドリップバッグとは思えないほど新鮮な香りで、味もとっても好み。パンによく合います。

ホットサンドには、定番のチーズとハムを2枚ずつ挟んで。ホットサンドメーカーは火の入り方が見えないので、感覚勝負です。

サクッサクッと半分に切ると、あつあつのチーズとハムのいい香り。食べるとチーズがとろりと溶けて、たまらなくおいしい。これだけで十分、と思うシンプルでベストな朝ごはんでした。

青木の平キャンプ場にはゴミ捨て場もあり、細かく分別がされているので、ゴミ捨てに困ることもなし。パパっと片付けを済ませて、キャンプ場を後にしました。

自然と食、地域のよさを知るキャンプを

まわりの地域との繋がりや、その土地の食材を楽しめるかどうかもキャンプ場の魅力のひとつだと思っています。

「青木の平キャンプ場」は長野と山梨どちらの食材もワインも楽しめる、いいとこどりのスポット。キャンプサイトもバリエーション豊かなので、何度も行ってお気に入りの過ごし方を見つけることもできそうです。

ぜひ、次のキャンプシーズンに行ってみてくださいね。

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