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大竹彩子がこっそり集めているもの「無条件でテンションが上がるシール」

  • 2022.1.19
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無条件で
テンションが上がるシール

大竹彩子
アーティスト

「蓄光や3D、立体など特殊加工のものから、一見どこにでもあるような事務用シールまで、心に刺さるものはさまざま。中学時代はサイケデリックアートに夢中で、それを知った父がアメリカの古いステッカーをくれたこともあります」

小学生の頃から何かを集めることが大好きで、その姿勢は今もまったく変わらないという大竹さん。アイテムは多岐にわたるが、もっとも多く所有しているのがシールだ。

「高校までは愛媛県に住んでいたので、たくさん雑貨屋さんがある東京へ行くのをいつも楽しみにしていました。シールに限らず、インターネットの中で完結するのではなく自分の足で訪れた場所での偶然の出合いを大切にしたいといつも思っています」

とくに海外で作られているチープなものに惹かれると語る。

「数年前、シンガポールの寂れた文房具店で見つけたシールに一目惚れした時のうれしさは忘れられません。その場所を訪れたという経験も含めてコレクションになっています。海外特有のヴィヴィッドな色合いも刺激的で、自分の制作にも影響していると感じます。シールのパッケージも含めて自分の好みど真ん中のものを見つけると、無条件にテンションが上がります」

ダイアナ妃とチャールズ皇太子が描かれた缶にシールをいっぱい詰め込んで。恐竜やサメ、宇宙などのモチーフが好きで、海外では博物館のショップを必ず訪れるそう。気に入ったものは保管用も含めて2つ購入。

GINZA2021年8月号掲載

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