1. トップ
  2. ファッション
  3. 石井 大がこっそり集めているもの「同じ色はひとつもない!ネイビースウェット」

石井 大がこっそり集めているもの「同じ色はひとつもない!ネイビースウェット」

  • 2022.1.18

同じ色はひとつもない!
ネイビースウェット

石井 大
スタイリスト

20歳の頃、石井さんが初めて訪れたニューヨーク。その原体験から“ネイビースウェット史”は始まった。

「街で目にする“働く男たち”の姿。工事現場の作業員も消防士も、それぞれ同じネイビースウェットを支給されているのに、色やサイズ感はてんでばらばら。自分だけのエイジングが、どんなブランドものよりもズバ抜けてかっこよく見えた」と心打たれ、約15年かけて収集。今のベスト9がこちら。

90年前後の〈Lee〉。やや薄いミッドウェイトだけが、ラグランスリーブも展開。

90年代後半から00年製。今も、消防士に支給されている〈Lee〉のスウェットとほぼ同じ。

ワントーン明るい色も展開した90年前後の〈Lee〉。着方でシルエットが変わる代表例。

他よりポリエステルの混紡率が高いのが、イタリアのボディメーカー 〈レリッツォ〉ならでは。

古着好きからも支持される〈ドリス ヴァン ノッテン〉は、限りなく黒に近い濃紺。

〈チャンピオン〉のECOというライン。リバースウィーブブーム終息後、主流になったボディ。

90年代に〈ランズエンド〉が〈チャンピオン〉に別注した、レアな“目なし”。

〈フルーツオブザルーム〉は現行品。陽射しの強い逗子の自宅で、“日焼け具合”を実験中。

この中でいちばんアームが細い〈ファッションギア〉。90年代では珍しいシルエット。

「ボディ本来の特徴に加え、着た人の体型や生活習慣を追跡する感覚で袖を通しています」と、まるで服の考現学者!?

GINZA2021年8月号掲載

元記事で読む
の記事をもっとみる