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マネしたい!シンプルに暮らす人たちのサステナブルなキッチン新習慣

  • 2022.1.18
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環境汚染や気候変動など、地球にとってさまざまな影響が出てきている今日この頃。一人ひとりが行動を起こすことが大切ですよね。そこで、日々の生活の中にサステナブルなコトやモノを取り入れて暮らす、インスタグラマーさんの実例をご紹介します。さっそくご自宅でも始めてみませんか。

傷みを防いでおしゃれも叶う「食品保存方法」

保存容器はガラス製のものを使う

前日のうちに作り置きしておいたものや食べ切れずに余ってしまった料理のストックなどに活躍するのが保存容器。プラスチック容器を手放し、ガラス製を使っているのは、エコでサスティナブルな暮らし方の発信をしているNICO(ニコ)さん宅。特に、ガラス製のものを選べば、容器へのニオイ移りを防いでくれます。

「ガラス製の保存容器はニオイが移りにくく、傷もつきにくい。また、汚れを寄せ付けないガラスならではのつるんとした表面。食卓にそのまま出しても見劣りしないデザイン性と良いことづくめ。透明なガラスは中身の見えやすさが格別です。冷蔵庫に残した容器の中身を忘れることもなくなり、フードロスは限りなくゼロに。ゼロウェイスト(ゴミをなるべくゼロにするライフスタイル)を目指す暮らしに欠かせない存在です!」(NICOさん)

粉モノの保存にもガラス製のものを

ヴィーガンというライフスタイルを少しずつ取り入れたというmy__sustainable_journey_さん。今まで使わなかった食材やスパイスが増えたそうです。さらに食材保存は瓶を使って、プラスチックフリーなキッチンを実現。

「スパイスはiHerbで購入したもの、粉物は『無印良品』や『weck』の瓶に保存。眺めるのもお気に入りのスペースです。」(my__sustainable_journey_さん)

ラップ①繰り返し使えるみつろうラップを利用

料理で使いかけになった野菜や果物、食べ残しなどを保存するのに活躍するのが「みつろうラップ」。洗って繰り返し使える便利なサスティナブルな食品用ラップです。くたびれてきたら、みつろうを布にしみこませて繰り返し使うことも可能。天然繊維の布や紙のみつろうラップは最終的に土に還ります。

「基本的には野菜や残ったご飯を保存するために使用しているのですが、みつろうの保湿効果があるためか、食べきれなかったお菓子に使ってみたら全然シケてなくて感動しました。何日か置いておいたのですが、ポテトチップスもサクサク状態をキープ。みつろうの抗菌力で安心して使えて、ゴミも出ないし、食べ物は新鮮で長持ちするのが嬉しいです。」(satoko_0822さん)

ラップ②お手製の布ラップを愛用

こちらも洗って何度でも使用できる、プラスチック不使用の地球に優しい布製のフードラップ。ma_boubounetteさんのお手製です。フランス在住ということで、エコロジーな生活がしやすいとのこと。

「我が家で5年以上使っている布ラップ。何度か改良の末、こちらのデザインに落ち着き、さまざまなサイズのものを製作しました。蜜蝋ラップも一度作ってみたことはあるのですが、ラップとしては布ラップ派です。洗って何度でも使えるから買い置きしなくていいのもお気に入りポイント。」(ma_boubounetteさん)

ラップ③幅広いデザインのシリコンラップを使う

こちらは繰り返し使える、シリコン素材でつくられたラップ。一般的なラップは使い捨てですが、シリコンフードラップは使用後に洗って何度でも使えるのでエコで経済的。平面タイプや立体タイプ、蓋タイプ、特定の食材に適した専用タイプなど、幅広いラインナップが揃います。

「主に野菜の切れ端や残り物のおかずに使用しています。我が家はIKEAのフードカバー『オーヴェルメット』を中心に使っているのですが、説明書によると耐熱温度100℃まで使えて電子レンジはNG。食洗機での使用はOKだそうです。100円ショップでも売ってるそうで、最近はさまざまな種類のシリコンラップが出ていてビックリ!保管は琺瑯バットにまとめ入れています。」(natureforest_apricot3rさん)

使って役立つキッチン用品

安心安全な鉄製フライパンを使う

良質な食材を選ぶように、調理器具にもこだわりたいもの。なかでも、毎日の料理に欠かせないフライパンは数多く登場します。より安全で丈夫なフライパンとは?my__sustainable_journey_さんに伺ってみました。

「安心して使用できる素材のフライパンをずっと探していたところ、雑誌で紹介されていたこのグリーンパンに出会いました。従来のフライパンに多い、フッ素樹脂加工や、こびりつきを防ぐために施されたノンスティック加工がされてないので安心。いくら食材にこだわっても、それを調理する道具が安全なほうが良いので、道具選びにはこだわっています。食材もつきにくいのもまた良し。」(my__sustainable_journey_さん)

キッチンで出た生ごみはコンポストに投入

調理の際に出た生ゴミはあっという間に増えますよね。そして夏場はゴミ箱からの臭いが気になりなることも。そんな生ゴミを堆肥化できるアイテムがあるのだとか……。

「econawa(エコナワ)のコンポストに、100均でも売っている腐葉土をベースに敷いて使用しています。気になるニオイですが、珈琲カスも入れているので消臭してくれているのかもしれません。キッチンに置いておいてもおしゃれなデザインも気に入っています。」(arisaさん)

多めに作って瓶詰めして友人におすそわけ

作ったおかずを近所の人におすそわけ……物々交換もサステナブル習慣の一貫といえるでしょう。

「多めに使った作り置きおかずを瓶詰めにして家族や仲の良い友達におすそ分けをしたり、隣に住むおばあちゃんからもよく酢の物を分けていただきます。人から人へ巡っている感じがあり、とても素敵なことだなぁと。」(arisaさん)

できることから始めたいサステナブル習慣

できることから少しずつ。簡単にはじめられるサステナブルな習慣を身につけている方々の実例をご紹介しました。サステナブル習慣は環境負荷やフードロスを削減することはもちろん、節約にもつながる素敵な取り組みです。ぜひ生活の一部に取り入れてみませんか。

writer / ちほ

取材協力

iandd_house(NICO)
環境にも私たちの体にも優しい、脱プラスチックや無駄・浪費・ごみを減らすゼロウェイスト活動に努める3歳と6歳のママ。クリンネスト2級取得。
https://www.instagram.com/iandd_house/

my__sustainable_journey_
2人の子どもと2匹の猫と暮らす働くママ。楽しく無理のない、お洒落なエシカル&サスティナブルな暮らしのヒントを発信しています。
https://www.instagram.com/my__sustainable_journey_/

satoko_0822
地球と人にやさしいオンラインストア「Lemo ethical store(レモエシカルストア)」を運営。エシカル消費が身近になることを目指し、「できることから少しずつ」日々活動中。
https://www.instagram.com/satoko_0822/

ma-boubounette(Instagram@ma_boubounette)
オリジナルの子供服をオーダーメイド製作。自家製や手作りをモットーに、フランスにてエコライフを送る日仏年の差姉妹のママ
https://www.ma-boubounette.com/

arisa_matsuya
エシカルに生きるフレキシタリアン。ドイツのオーガニックショップから生まれたコスメ 「LOGONA」ビューティーアドバイザー。
https://www.instagram.com/arisa_matsuya/

natureforest_apricot3r
3人の子供を育てながら、自然を求めて八ヶ岳南麓と東京の二拠点生活を満喫中。2022年、量り売りとエシカルグッズの店をオープン予定。
https://www.instagram.com/natureforest_apricot3r/

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