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日本に13羽しかいない「動かない鳥」ハシビロコウに会いに行く【島根県・松江】

  • 2022.1.16
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昨今、話題になっている「動かない鳥」ことハシビロコウを知っていますか? 2022年1月現在、日本には13羽のハシビロコウがいるのですが、そのうちの1羽が島根県の「松江フォーゲルパーク」にいるんです! 銅像のように動かないという、そんなハシビロコウに会いに行ってきました!

 

ハシビロコウと人気を二分する「ペンギンの散歩」

島根県・松江の宍道湖(しんじこ)のほとりにある「松江フォーゲルパーク」は、32万平方メートルという広大な敷地に4つの温室などからなる全天候型のパーク。1万株を超える色とりどりの花々や90種類以上の鳥たちの楽園になっているんです!

パーク内が見えないようになっているエントランスの扉が開くと、そこはカラフルな花々に包まれた大温室・センターハウス! どこまでも続くようなその圧倒的なスケールに、思わず声をあげてしまう美しさ!!

赤や黄色、オレンジ、ピンクなど、色とりどりのベゴニアやフクシアなどに包まれた大空間は、お花畑に迷い込んだよう。

本日の目的は、「動かない鳥」ハシビロコウに会いに行くこと! ですが…… 松江フォーゲルパークをハシビロコウとともに有名にしているのが、この7匹のケープペンギン。

©松江フォーゲルパーク

毎日10時30分と14時からは「ペンギンの散歩」が行われ、蝶ネクタイや衣装などでおめかししたペンギンが、歩道をちょこんちょこんと歩き回ります!

©松江フォーゲルパーク

かわいいでしょ~! 手を伸ばせば届きそうなほど。ペタペタ歩くかわいらしい姿をこんな間近に見られる機会なんて滅多にありませんよ。見逃したらもったいないです!

植物園&鳥類園なのにおもしろみと驚きある演出!

ハシビロコウくん、ごめんね。ペンギンの紹介が先になっちゃった!

まるでアトラクションのような全長約140mの動く歩道に乗って……

通路に真っ赤なショウジョウトキが歩いているッ! ちょっとおっかなびっくりする自由な飼育・展示スタイルの水鳥温室・ウォーターフォールエイビアリー抜けて……

ようやく辿り着いたのはハシビロコウがいる、熱帯鳥温室・トロピカルエイビアリー。松江フォーゲルパークは、展示スタイルなどを含めて、想像していた以上におもしろみと驚ぎがある!

ハシビロコウのフドウくん! 動いちゃダメだよ!!

こちらがハシビロコウ。“動かない鳥”ゆえの「フドウ」くんです。

後ろ向いてる! お~いフドウくん、こっち向いてぇ~!

向いたっ! 体長は約120㎝、体重約6㎏。写真などで見るとずんぐりむっくりした印象でしたが、意外とスリムですらっとした印象。もっと近くに来てぇ~!

キタっ! あれれれ…… ハシビロコウって結構動くの? 動かない鳥を期待していたので複雑な気持ちですが、ハシビロコウは結構動きます!

もちろんじっとしていることもありますが、個体差があり、その日の天候や気温などにもよりますが、フドウくんは、居心地のいい日向ぼっこの場所などをよく探すのだとか。屋外スペースにも登場してくれました!

温室を舞う色鮮やかな鳥と絶対動かないフクロウ

ふれあい温室・パラダイスホールもスゴイ! 何がスゴイのかというと“ふれあい”という名称のとおり、鳥たちが放し飼いにされ、自由に飛び回り、肩や腕に飛び乗ってきます!

触れ合えるのは、オオハシやエボシドリなど、人に慣れている6種類。こちらはリビングストンエボシドリ。鳥が飛んでくるので、少し怖いイメージもありますが慣れてしまえば楽しめますよ。

グリーンが美しいギニアエボシドリに手を出したら甘噛みされた! なんてことも。 エサをあげることなどもできます。

ふくろうハウスには、置物のようなフクロウやミミズクも。気配を消し微動だにしないその様子は、ハシビロコウより、よっぽど「動かない鳥」と言えそうでした。

松江フォーゲルパーク

住所:島根県松江市大垣町52

営業時間:9:00~17:00(4月~9月は9:00~17:30)(最終入園は45分前まで)

定休日:なし

料金:大人1,500円 小・中学生750円 幼児無料(小学生未満)

アクセス:電車/一畑電車「松江フォーゲルパーク駅」より直結 車/「出雲空港」より県道23号・国道431号を経由して約22分

※2022年1月現在、新型コロナウイルス感染症対策のため営業時間やサービス体制などが通常と異なることがあります

[Photos by (C)tawawa]

 

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