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「自分が好きになるには、どうしたらいい?」【植松晃士】流人生の楽しみ方は?

  • 2022.1.16
教えてくれたのは……

ファッションプロデューサー

植松晃士さん

辛口だけど愛あるアドバイスは、ときにファッションの枠を超え、ハッピーな人生を摑むカギに!

植松さん 「毎日を楽しんだもん勝ちよ〜」
お悩み1:いくつになっても自分が好きになれません……。

結婚10年目の31歳。家族間含め、あらゆる人間関係が良好です。でも、思春期みたいで恥ずかしいのですが、自分が全然好きではなく、昨今唱えられている「自分が好きな自分になる」ことが難しいんです。
ペンネーム:うさこさん(31歳・パート主婦)

植松さん

そもそも大の大人が「私は自分が大好き」と言っているほうが不思議だから。たとえば、「あの人って自分好きよね」っていう話って、第三者による噂、つまり陰口の種類なのよ。だから、自分好きは、そんなに声高に表明することではなくて、控えめにするのが、まず大前提。


常連M

確かに。自分好きってイイことだけど、あからさまに言っている人はいないから、みんなが自分をどう思っているかはわかりづらい。


植松さん

それにね、彼女、自分のすべてが嫌いなワケではないはずよ。嫌いなところはあるけど、好きな部分もきっとあるはず。これって、僕も含め、みんながそうだと思うから、悩むことないの。でもね、もっと自分を好きになりたいと思うなら、自分の好きなものに囲まれたり、触れたり、好きなことをする時間を今よりも長くすればいいのよ。


常連M

でも、その好きなものや好きなことがわからない場合は?


植松さん

たとえば、VOCEを読んで、このメイクは好き、これはイマイチと振り分けてみる。そして好きだと思うメイクをやってみる。カフェやレストランでも食べたものが好きか嫌いかで分けて、次は好きなものだけを選ぶ。そうやって自分が好きなものが何かを探究して、見つけたら触れて、どんどん取り入れていけばいいのよ。


常連M

なるほど! 自分に対する好き度が上がりそう!


植松さん

実際、そうしている人って幸せそうじゃない? イキイキして見えるし、陰口を叩かれるほどの“好き好きビーム” は出ていないとしても、自分好きであることは間違いないはず。


常連M

ハッピーな人を思い浮かべてみると、マスターの言うとおり、自分の好きを探究している人ばかり。


植松さん

うさこさんは、自分が好きなものを取り入れることを封印していないかしら? 「自分が好きになれません」は「毎日が楽しめていません」と同じ。「好きだけど、私には似合わない」って決めつけるのはもったいない。年齢的にも「大人にならなくては」と今の自分と向き合うお年頃。興味があることに目を向けて、自分の好きを追求して、自分好きな自分に脱皮してみて。


お悩み2:イタくならずに、キラキラファッションを楽しむコツを教えてください!

産後ダイエットに成功して体型に自信がついたので、少し露出したファッションをと思っています。でも子供もいるし、どこまでやっていいのか……。アラサー相応で素敵に見えるコツが知りたいです。
ペンネーム:CoCoさん(32歳・エステティシャン)

植松さん

まずはダイエット成功、おめでとうございます!


常連M

産後すぐで子育ても大変なはずなのに、素晴らしすぎる!


植松さん

そして、さらにめでたいことに、ちょうどトレンドが肌見せ方向なのよ。ここ2年ぐらい、ファッションのジェンダーレス化が進んで、ダボダボのトップスとワイドパンツにスニーカーという同じようなスタイリングのカップルをよく見かけたけど、とうとう、そのブームが終わりかけているのよ。男は男らしく、女は女らしくというように分けるのではなく、男らしいスタイルも、女らしいスタイルも、それぞれイイよねってことなんだと思う。


常連M

ちょうどCoCoさんがしたいファッションにもぴったり。


植松さん

アラサーなら、脚出しにもチャレンジしてほしいわ!


常連M

はい、私もガンガン、脚出してます(笑)


植松さん

ポイントは、脚を出したら腕は出さない。腕を出すなら脚は出さない、というように、どっちかだけにすること。出しすぎは危険。


常連M

はい! オススメの色も知りたい〜。


植松さん

ファンデの色って1色で絞れなくない? パーツによって2色を塗り分けてみたり、混ぜて使ったり。それと同じで、お洋服も肌の色に合わせないと。肌がキレイにみえるものを選ぶのが条件。


常連M

ついトレンドの色で選びがち……。


植松さん

ベージュや茶色のくすんだ色が流行っているけど、肌映えを考えると絶対に避けた方がいいと思う。女友達にはウケるだろうけどね。キラキラしたいなら、白や明るい色で、透けていたり、モフモフしていたり。ラメ、グリッターといった派手系がオススメ。ちょっとギャルファッションの流れを汲んでいるものを選べば、間違いないと思うわ。


常連M

ギャル服って、可愛いもんなぁ。


植松さん

シンプルな服もいいけど、せっかく楽しみたいなら、そういうひとクセある服が◎。海外発のファストファッションあたりで、ぜひ。


撮影/伊藤泰寛 ヘアメイク/松本晃幸 スタイリング/曽我部将人 イラスト/中根ゆたか 取材・文/楢崎裕美

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