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谷中で見つけた♪旅好き店主が買い付ける、東欧のかわいい雑貨に会いに行こう

  • 2015.8.17
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東京の下町・谷中にある「クリコ」は、店主の栗山加奈子さんが大好きな東欧諸国をめぐり、蚤の市などで買い付けた美しい刺繍入りの布製品や素朴でレトロな雑貨を販売するお店です。その魅力とは?

手作りのぬくもりを感じる東欧雑貨

東京メトロ千代田線千駄木駅1番出口から徒歩4分。三崎坂を上った住宅街のなかに「クリコ」はあります。

こちらのお店は、店主の栗山さんが約15年前に初めてハンガリーを訪れ、色とりどりの刺繍を施した民族衣装や表情が豊かでちょっぴりシュールな民芸品、そして、何より街の美しさに感動。その周辺の国々も含めて東欧文化のとりことなり、「旅のカケラをおすそ分けしたい」と、2010年にお店をはじめました。

年に数回、ハンガリー、チェコ、スロバキア、ブルガリア、ルーマニア、ポーランドなどを中心にめぐり、蚤の市や現地に住むヴィンテージもののコレクターから買い付けているそうです。

農村で生まれたハンガリーとルーマニアの美しい刺繍

店のなかでとくに充実しているのは、1950年代から60年代に作られた刺繍入りの布製品です。ルーマニアのトランシルヴァニア地方は、伝統的な刺繍「イーラーショシュ」が有名で、刺繍ファンの間では憧れの地として知られています。農家のお母さんが太く単色の刺繍糸でチクチクと縫って、模様が浮き上がるように見える独特の刺繍が特徴で、農村の生活の中で生まれた温かみが感じられます。

また、ハンガリーのカロチャ地方も刺繍がとても盛んで、伝統的なカラフルな花柄の刺繍に心をくすぐられます。メインカット右の真っ白なブラウスに淡い紫の花柄の刺繍が入った「ハンガリー カロチャ刺繍の民族衣装セット」(23000円)などの民族衣装は、着るだけでなく家に飾っておきたくなる美しさです。

現地ではフェルトを使った小物も人気があり、「ハンガリー お手紙入れ」(6900円)はどこかとぼけた表情の女の子の人形の背中についた大きな袋に手紙を入れることができます。

洗練されすぎていない素朴さが魅力の雑貨たち

かつて共産主義圏であった東欧は、洗練された都会的なデザインではなく、いい意味で田舎っぽさがあり見ているとほっこりとします。

のどかでおおらかなデザインが特徴のスロヴァキア伝統の柄を描いた「スロヴァキアのリキュールセット」(13000円)や、世界屈指の絵本大国として有名な「チェコの絵本」(1500円)、木工品が盛んなポーランドで1点ずつ手で彫られた「ポーランドの木馬」(2400円)など、どれを見ても素朴でかわいらしく癒されます。

愛嬌たっぷりの「ハンガリー はりねずみの楊枝さし」(2190円)。家族ぐるみでひとつずつ作っているので、表情がちょっとずつ違います。

「ハンガリーの木箱」(1500円)は、ハンガリーでもっとも美しい村と名高い世界遺産・ホロック村で作られています。アクセサリーを入れたり、調味料入れにしたりと、さまざまな使い方ができます。

チェコ・スロヴァキア時代の貴重な記念切手も

歴史を感じさせる「FDC チェコ・スロヴァキア 1970」(700円~)。FDC(Firstday cover)とは記念切手のことで、今はなき、チェコ・スロヴァキア時代の貴重なものもあります。封筒に貼られた状態で販売され、インテリアにおすすめです。

店内には、家に飾っておくとほっこりするようなアイテムがたくさんあふれているので、谷根千散策の時にはぜひ立ち寄ってみて。

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