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結婚したいのに、いい人と出会えない30代女子。出会いを作るための方法とは?【黒川伊保子】

  • 2014.8.16
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仕事や遊びを楽しんできたけれど、年齢的にもそろそろ結婚したい。でも、結婚したいと思うような男性がなかなか現れない…。そんな悩みについて、脳科学者の黒川伊保子さんに回答いただきました。

(c)samurai39 - Fotolia.com

【質問】

新卒で今の会社に入って7年。大手企業なのですが、重役秘書ということもあり周りはおじさんばかりで、社内恋愛はムリ。積極的に飲み会に行ったり、街コンにも参加しているのですが、なかなかいい出会いに恵まれません。

じつは、彼氏いない歴も5年に突入。でも、そろそろ歳だし子供も欲しいので結婚したい。もしこのまま結婚できなくてひとりで生きていく事になったらどうしよう、と思うと不安で仕方ありません。

(35歳・秘書)

【回答】

「出会いはあるのにいい人がいない」ということですが、「いい人」=「ときめく人」と思っているならば、いないのは当然のこと。

それは脳の生殖戦略によって30歳半ばになると、ときめく能力が鈍くなっているからなのです。なぜなら、20代のうちはできるだけいい遺伝子の相手と結婚したいから、異性を取捨選択します。

女子は何千人分の一人で厳選して発情しているので、出会った瞬間にときめいて、「この人しかいない」感があるのです。だから20代の恋は確信が強い。

でも、32歳を過ぎても妊娠していないということは、このまま妊娠しない可能性が高いので、脳が戦略を変えて感度を鈍くしているのです。

鈍いということは、捨てる男の数が少ないし、おじさんが近づいてきただけで「気持ち悪い!」みたいな事にはならないので選択肢は広がります。ただ、激しいときめきがないだけ。

本当だったら、友達に反対されても経済的に厳しくても、「この人が好き」と思ったら、失敗してもいいから20代のうちに結婚すべきなのです。それで、ダメだったらやり直せばいいだけ。

もし、30代半ばを過ぎても結婚して子供が欲しいなら、恋なんて言ってないでさっさとお見合いをしましょう。それで、手を握って気持ち悪くなくて、お互いにイヤじゃなければ、その相手に決めてください。

■自分の行動圏外で出会いを探して

それから、合コンに行っても婚活しても穏やかに過ごせそうな相手さえ見つからないのは、そこに来るような男子にはあなたの遺伝子に合う相手がいないということ。

だとしたら、全く違う場所に行かなくてはいけません。田舎の農園や漁師町、とんでもなくマニアックなナントカ工業の学会や農業実習、工場見学に行ってみるとか。

普段インドア派なら、自転車競技やカヌー、登山に挑戦するのもいいし、活動的な人であれば俳句の会などもおすすめです。ポイントは、発想をすごく変えて思いもよらない場所を選ぶことが重要です。

とはいえ、結婚して子供を産むことが女子の人生にとって全てではないことも覚えておいてください。もし、ひとりで生きて行くという選択をするとしたら、何か社会的に自分ができることを習得しておきましょう。

定年退職後も、趣味でもボランティアでもいいから仲間の中で何か活躍出来てステップアップできるものを身につけておくと安心です。

結婚に囚われない趣味仲間などの人間関係をきちんと築いておけば、そのうち「ああ、なんか別々に帰るの寂しいね」と思えるような相手が見つかることもあります。

40歳を過ぎると、脳が生殖のための戦略をあきらめてきますから、かえって、小学生の時のようなプラトニックラブも出来るようになってきます。ひょんなことから一世一代の恋をするかも。

大事なのは、知と戦略。女は35すぎたら、ときめく相手を探しに、いつもと違う場所に出向くこと。38になっても出逢えず、この人生で「子どもが欲しい」と思うのなら、恋だのときめきだの言わずに、「いい家族になれる人」を冷静に手に入れる。

特集:黒川伊保子が教える、幸せを呼ぶ脳のつかい方

それも気持ちに合わないのなら、女の人生は子供を産む事がマストという価値観を捨てて、別の生きる価値を創生すること。自分を磨いて待っているだけじゃ、大人の恋は始まらないのです。

毎週金曜更新

(安田光絵)

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