1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. ファッションでない観点で、世界の衣服事情に切り込むエッセイ。

ファッションでない観点で、世界の衣服事情に切り込むエッセイ。

  • 2022.1.12
  • 997 views

書物からもらったメッセージで生き方や価値観が変わることもある。クリエイター32人が、いま読み直したい本、薦めたい本とは?

佐久間裕美子

文筆家

ファッションでない観点で、衣服について考えてみる。↓

『ドレス・アフター・ドレス』

Yumiko_Sakuma-favorite-book-01-211221.jpg

「“衣服”は、“ファッション”とは違う。ファッションに興味のない人でも、服を選ぶわけだし、ファッションという概念がほとんど存在しないような場所でも、服には文化が反映される。裸で生まれた人間が動物の毛や革を纏うことを学び、いまとなっては裸で歩くことはNGで、毛皮は野蛮だということになった。女性が好きな服を着ることができなかった時代があり、いまでも服装が制限、規制される場所も世界にはあるけれど、私たちは自己決定権を行使できる。ファッションでない観点から衣服を語り、知らない場所、知らない文化に連れて行ってくれる一冊」。世界の衣服事情に切り込むエッセイ集。

Yumiko Sakuma/1998年よりニューヨーク在住。カルチャー、ファッション、政治、社会問題まで執筆。近著に『Weの市民革命』(朝日出版社刊)

*「フィガロジャポン」2021年11月号より抜粋

元記事で読む
の記事をもっとみる