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東京23区初のほうとう専門店〈ほうとう天地〉で、心身ともに温まる。

  • 2022.1.12
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「寒の入り」ともいわれる「小寒」が過ぎ、寒さがいよいよ本格的になりました。外を歩いているうちに体が芯まで冷え、心身ともにこわばってしまうことも。こうした厳しい季節に味わいたい一品が、山梨県のふるさとの味、ほうとうです。2021年12月22日に東京・赤坂見附で、東京23区では初となるほうとう専門店〈ほうとう天地〉がオープンしました。同店で提供されるのは、鉄鍋に入った熱々のほうとう。ほうとうならではの優しく、滋味深い味わいも堪能できるため、心も体も温まること必至です。本記事では、メインメニューのほうとうに加え、魅力あふれるおつまみをご紹介します。

趣と由緒を感じさせる、落ち着いた空間。

〈ほうとう天地〉には、東京メトロ・赤坂駅や赤坂見附駅から徒歩3分ほどで到着。

たくさんの飲食店が立ち並ぶ赤坂・一ツ木通りにありながら、落ち着いた印象を放つ〈ほうとう天地〉。上品な和風の扉と植木に囲まれたエントランスが、「大人の隠れ家」の雰囲気を演出しています。

広々としつつも、温かみを感じさせる空間。古木を材料に、職人が手がけたテーブルや椅子の佇まいは美しく、目を引きます。
テーブル席には、実際に使うことができる囲炉裏が設置されています。

茶色を基調とした店内は、思わずホッとする温かみのある空間です。内装のテーマは、明治期以前の豪農屋敷。床材には伝統的な素材である三和土を、梁と柱には樹齢100年以上の古木を使うなどし、豪農屋敷の雰囲気を再現しています。また、テーブルの中央に設置されている囲炉裏と、各所に飾られている農具や天狗のお面も味わい深く、空間の趣深さを助長しています。
趣と由緒を感じさせる空間なため、ゲストをもてなす際や、大切な人と食事する際に訪れたくなるはず。もちろん、一人で気兼ねなく訪問することもできます。

どこか懐かしくも、新しさを感じさせるおつまみ。

「酒肴 九点盛」1,870円。卵黄の味噌漬け、「山ぶき」を甘辛く煮付けた伽羅蕗(きゃらぶき)、山ごぼう、ブルーチーズなどが木箱に収められています。おつまみのラインナップは、変更されることも。

〈ほうとう天地〉は、料理評論家でもある石神秀幸さんが手がけた店舗で、各メニューには並々ならないこだわりが反映されています。ユニークなメニューの一つが、全9種類のおつまみを味わうことができる「酒肴 九点盛」1,870円。
正方形の木箱におつまみが少しずつ収められており、その可愛らしく妙を感じさせる見た目に、思わず心が弾みます。また、その味わいも秀逸です。卵黄の味噌漬けは濃厚な味わいで、伽羅蕗はしょうゆの風味が豊か、山ごぼうは塩気が効いたさっぱりとした味わい。お酒とともにおいしいものを少しずつ味わうという幸せを、たっぷりと堪能できます。

なお、石神さんによると、おつまみのラインナップは食感を意識して決めたそう。「例えば、卵黄の味噌漬けはねっとりとしているのに対して、伽羅蕗や山ごぼうは軽い食感ですよね。さまざまな食感のおつまみを集めることで、最後まで飽きずに楽しめる盛り合わせに仕上げました」と、石神さん。

鳥もも肉一枚を丸ごと揚げた「山賊揚げ」902円。
「天狗揚げ」770円。
「天狗揚げ」のなかには、大葉と刻みネギが仕込まれています。

「山賊揚げ」、「天狗揚げ」といった揚げ物もオススメです。「山賊揚げ」は手のひらサイズで、食べ応え抜群。また、油がしっかりと切れているため、サックリとした食感が楽しめます。香ばしさがたっぷりと広がる、後を引く一品です。
いっぽうの「天狗揚げ」は、香ばしさだけでなく、大葉とネギの豊かな風味を持ち味とします。ネギのシャキシャキ感やさっぱりとした後味に、新鮮味をおぼえるはず。

ほうとうとオレンジワインが作り出す、新たな味覚の世界。

温かいほうとうは、大きな鉄鍋で提供されます。
スタンダードなメニューとなる「ほうとう」1,650円。インゲンやキノコ、ジャガイモなどがゴロゴロと入っており、野菜が好きな人にもオススメ。

現在、温かいほうとうは、「ほうとう」(1,650円)と「肉ほうとう」(1,870円)、「きのこほうとう」(1,650円)の3種類が用意されています。蓋を開けると、湯気がふわりと広がり、熱々のほうとうが目の前に。鉄鍋そのものも熱々なため、最後まで温かいほうとうをいただくことができます。

厚揚げをかじると、お出汁が“じゅわ〜”と溢れてきます。
テーブルに常備されている生卵は、なんと食べ放題。

ほうとうの麺は、うどんよりも塩分が低く、厚みと幅があるのが特徴。それゆえにふっくらとしており、モチモチとした歯ごたえを楽しむことができます。
ちなみに〈ほうとう天地〉では、店内で打った麺を提供しているそう。空間の湿度によって麺に必要な水分量が変わるため、その日の天候や環境を見極めることが大切なのだとか。ベストな水分量で仕上げられた麺は、ほどよくコシがあり、喉越しも抜群。
また、豆味噌、麦味噌、米味噌と煮干し出汁が絶妙に配合された汁は、どこか優しく滋味深い味わいです。ほうとうのメニューには約1.5人前の麺が使用されていますが、ペロリと完食できるはず。

オレンジワインの「ストリ・マラニ ルカツィテリ 2015」グラス880円。華やかな香りと軽やかな味わいを持ち味とするワインで、飲みやすいです。適度な渋みがあり、料理を味わった後の口中がさっぱりとします。

「ソムリエ・エクセレンス」の資格ももつ石神さんいわく、温かいほうとうと相性抜群なのは「オレンジワイン」。その理由をこう、説明してくれました。

「オレンジワインは簡潔に表現すると、赤ワインと白ワインの“いいとこ取り”したワイン。味と香りの両方に奥行きがあるだけでなく、ほどよく渋みも出ているため、ほうとうのようなしっかりとした味わいの和食によく合います。なお、実はオレンジワインは、幅広い料理に合う万能なワインです。〈ほうとう天地〉で提供しているおつまみとも相性がよく、豊かなマリアージュが楽しめます」

ざるうどん式ほうとうの「おざら」(1,100円)も用意されています。
「おざら」のつけダレはしょうゆベースで、さっぱりとした味わい。気温が上がる春以降は、「おざら」が恋しくなりそう。

都会で見つけた“ふるさとの味”に、愛着や癒しを感じる人は多くいるはず。厳しい寒さに疲れた心身をときほぐす、特別なひと時をぜひ楽しんで。

〈ほうとう天地〉
東京都港区赤坂4-3-3 赤坂レジデンス壱番館2F
03-6230-8988
11:30~15:00(14:00LO)、17:30~23:00(22:00LO)
日休

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