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少ない服でおしゃれ! タンスのこやしを作らない「カーディガン」の選び方<基礎編>

  • 2022.1.10
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たんすのこやしを作らないシリーズ。第6回目は「カーディガン」について。便利だけれど、ダサいとオシャレが紙一重になりやすいのがカーディガン。意外と難易度が高い悩ましきアイテム、カーディガンを攻略すべく、今回は自分にとってのとっておきのカーディガンの選び方について。季節柄、秋冬物のカーディガンについてスタイリストの筆者がお話しします。

ダサくなる原因はこれだった

カーディガンは、肩のラインをダイレクトに表しやすいアイテムのため、姿勢が悪い人やなで肩さん、やせている人は着たときに体が貧相に見えやすいんです。
普通のニットだとそうは思わないのに、なぜかカーディガンを着ると野暮ったく見えちゃうのはこれが理由なんです。
そのため、カーディガン選びには、まずはこの“貧相に見せない、野暮ったく見えない”ことを解消できることが第一です。

ダサく見えないカーディガン選びのポイント

できるだけ肩のラインを拾わないカーディガンを選ぶことで、似合わないカーディガンを買ってしまう失敗を防ぐことができます。選び方のポイントとして、ひとつは肩のラインを“適度”に隠してくれるものを選ぶことです。この適度にというのが大事。全部隠してしまうと体型を悪く見せてしまう可能性があるからです。

もうひとつは“厚み”です。カーディガン自体が薄手だと、肩のラインを拾いやすいため、厚みがあるものを選ぶとよいです。編み方でいうと、編み目の細かいハイゲージニットより編み目の荒いローゲージニットのほうが厚みがあるため、肩のラインを拾いにくいのでおすすめです。

※ローゲージニットのガウンカーディガンは約11年目(イザベルベネナート)。

おすすめは、前にボタンがないガウンタイプのカーディガン。
厚みのあるニットガウンは、ネック周りやフロントを折り返すことで、肩のラインを適度に隠してくれるうえ、小顔効果もあり、スタイルアップにも効果的です。

羽織ものとしての役割を果たすカーディガンは、季節の変わり目や梅雨時期に使うものと思われがちですが、昨今の冬は屋内屋外の寒暖差が激しく、コートではむしろ暑いと感じるときに、このようなニットガウンがちょうどいいんです。

アウター使いできるくらいの厚手のカーディガンは、非常に使い勝手がよく重宝しますよ。

※真冬のコート代わりに、厚手のニットガウンは約3年目(ローレンマヌージアン)

ボタンがついているカーディガンは平面的に見えやすく、野暮ったさをなくすコーディネートをするためには、形や丈、ディティールをより追求する必要があります。また春夏編にてくわしくお話したいと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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