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あの飲み物もNGだったとは…寝苦しい夜も「心地よくぐっすり眠る」ための裏ワザとは

  • 2015.8.13
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日中の暑さで体はグッタリして疲れているはずなのに、ベッドに入るとなぜなかなか眠れない……。そんな寝苦しい夜を過ごしていませんか?

眠れずに睡眠不足になると翌日に響いて体力的にも美容にも悪いので、夏バテする前に睡眠のリズムをきちんと整えておきたいところです。

そこで寝つきをよくするために、冷たいシャワーを浴びたりエアコンをつけて寝てみたりと対策をとっている人は多いと思いますが、実は日常摂取している食べ物や飲み物こそが寝つきを悪くしているコトがあるのです。

そこで今回は予防医療のスペシャリストである筆者が、“寝つきを妨げてしまう”可能性のある意外な食べものや飲みものをご紹介します。

 

■旬のあのフルーツも!? 実は「睡眠を妨害する」飲食物

(1)グレープフルーツ

夏が旬のグレープフルーツ。グレープフルーツ特有の苦みのもとである“ナリンギン”には食欲を抑える働きがあり、さらに香り成分の“ヌーカトン”は脂肪燃焼を促進すると言われていて、ダイエットにイイと有名ですよね。

ですが、このヌーカトンは自律神経の交感神経を刺激する特徴があるので、摂る時間帯が遅いと睡眠の質を落としかねません。

(2)チョコレート

チョコレートには“テオブロミン”という興奮・覚醒作用がある物質が多く含まれています。夜にチョコレート菓子を食べる習慣がある人は見直してみて!

(3)オレンジジュース

コーヒーほどではありませんが、それでも紅茶のティーバッグと同じくらいのカフェインが含まれています。

カフェインは眠りを引き起こす睡眠物質・アデノシンをブロックすることで眠気を醒ます性質がありますが、その性質は夜であっても健在なため、ぐっすり眠りたい時には不適。

やはりイメージ通り、スッキリした気分で1日のスタートを切りたい“朝”飲むのが良さそうです。

 

■実は睡眠を促す「飲み物」

コーヒーやお茶には興奮作用のあるカフェインが含まれているので、「夜眠る前にはNG」というイメージがあるかと思いますが、緑茶をはじめウーロン茶や紅茶など、茶樹(チャノキ)の葉から作られるお茶には“睡眠を促す”成分も含まれているのです! その成分はお茶の“うまみ成分”にあたる『テアニン』。

テアニンはアミノ酸の一種で、脳内神経伝達物質の働きに作用して興奮系神経を鎮める性質があるので、ぐっすり眠りたい時にピッタリ。

また、太陽化学株式会社の研究によれば摂取後40分ほどでα波が出現し脳がリラックス状態になることが分かっていますので、眠る前の40分前に飲むとイイかも!?

茶樹の葉から作られるお茶には全て含まれていますが、特に玉露などの高級茶に多いのも特徴です。

 

寝つきが悪い夜に心地良くぐっすり眠るためにも、食べ物や飲み物を上手く摂取して睡眠不足を防ぎたいものですね。

【著者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

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