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2022年は、恋愛をしない人が増える?【ひかりのお悩み相談室】

  • 2022.1.4
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「ひかりのお悩み相談室」では、人気書籍 “ 「大人女子」と「子供おばさん」"の筆者であるコラムニスト・ひかりさんにGrapps読者様のお悩みを答えていただきます。

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時代と共に恋愛の形は変わってくるもの。今年の恋愛は、どのような傾向になるのでしょうか?

Yさん

2022年の恋愛は、どのように変わってくると思いますか? 私自身は、コロナ騒動をきっかけに、婚活をお休みしていたら、だんだん恋愛に興味がなくなってしまいました。

意外と私みたいな人は増えているような気がします。どう思いますか?

Yさんへの回答

恋愛に興味のない人は、増えてきていますよね。あくまでも私の個人的な予想ですが、「2022年は、より自分らしい生活を求める上で、恋愛が必要な人は恋愛をし、そうでない人は無理してしようとは思わなくなる」と考えています。

コロナ騒動によって、大変な思いをされた人は多いというのは、もちろんのことなのですが、何かを得たら、何かを失い、逆に、何かを失ったら、何かを得ることがあるように、人と会えなくなったことで、自分自身を取り戻した人も少なからずいます。

本来、恋愛も結婚も、相手のことを愛しく思うから、付き合いたい、結婚したいと思うものですが、今までは、そうでなくても、ただただ恋愛、結婚を求めている人が少なくありませんでした。

恋愛(結婚)を追い求める人の多くは、「みんなが恋愛(結婚)しているから、自分もしなくてはいけない」という誤った固定概念をもっていることが多く、“みんなと違う生き方”をすることを恐れてしている傾向があったのです。

でも、自分と向き合う時間ができ、「自分にとって何が必要で、何が必要ではないか」が見えてくると、「無理して恋愛(結婚)を追い求める必要はないのかもしれない。結婚をしなければしないで、別の生き方もあるのかもしれない」と考えるようになってきたのです。

冷静さを取り戻し、「恋愛の本質」が見えてきた人もいます。本当に愛する人に出会って、一緒にいたいと思うのであれば、恋愛はしたほうがいいですが、そうではないのに、ただただ「恋愛をしていなくてはいけない」と思うのは、自分の本心ではなく、恋愛至上主義に染まっているだけなのだということに、気づいたのです。

本当にお互いが愛情を抱き、相手の幸せを願えるような恋愛(結婚)であれば幸せですが、そうでない相手であるなら、する必要があるのか……。

むしろ、そこに費やす時間、労力を、もっと自分がワクワクすることに費やしたほうが、幸せなこともありますしね。

恋愛の価値観が多様化

世の中の動きと共に、恋愛、結婚の形は変わってきます。最近は、価値観の多様化が求められ、自分とは違う生き方、価値観の人に対しても、否定することなく、受け入れることができる広い心が求められてきています。

東京都が「同性パートナーシップ制度」を今年から導入する方針を発表したように、LGBTQの人たちがもっと堂々と自分らしく生きられるようになっていくことでしょう。

それに伴い、人によって恋愛の形がさらに違ってくるので、従来のように人と自分を比べても意味がなくなってくるところがあり、「人は人、自分は自分」と考える人が増えてくる可能性は高いです。

つまり、今後はますます「一般的な生き方」という概念が薄れ、自分にとって快適な環境を選ぶ人が増えてくるので、「恋愛をして、結婚する人」ばかりではなく、「恋愛はしても、結婚しない人」「恋愛をしないで結婚する人」「1人で気楽に生きていく人」「気の合う友達と暮らす人」「シェアハウスで住人と家族同然に暮らす人」、さらに、今までになかったような関係や生活スタイルをする人も出てくるでしょう。

そして、それが受け入れられやすい世の中になり、選択肢が「恋愛するのか、しないのか」「結婚するのか、しないのか」だけではなくなってくるため、「自分にはどんな生き方が合っているのだろう?」と考える人が増えてくるでしょう。

だから、Yさんも、今後、恋愛(結婚)しなくても、周りの目が気になることはなくなり、逆に、恋愛(結婚)するのであれば、「一緒にいたい」と心から思える相手に出会えたときになるでしょう。より自分らしく生きやすくなってくるのです。

これからは、無理に恋愛、結婚しようとする人が減り、「恋愛(結婚)していても、していなくても幸せな人」が増えてくると思います。それは、すごくいいことだと思いますよ!

コラムニスト・ひかり

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