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「ミキティの育児365日」vol.36 子どものお小遣いとお金の話

  • 2022.1.4

この連載は…
ミキティこと藤本美貴さんと3人の子どもたち(たまにパパも?)との育児日記です。芸能界の仕事をしながら、家事と子育てに奮闘する毎日を思ったままに書き綴っていただきます! 今回は子どものお小遣いとお金の話です。

あけましておめでとうございます。2022年もどうぞよろしくお願いいたします!

さて、2022年1回目のコラムはお小遣いについてお話しようと思います。みなさん、お子さんのお小遣いをどうされていますか? 我が家は3人に対して、毎月の定期的なお小遣いという制度は取り入れていません。だけど、毎年いただいたお年玉から5000円ずつ渡して、おもちゃ屋さんへいって好きなものを買っていいよ! というイベントをしています。5000円全部使い切るのもアリだし、3000円分使って残りはお小遣いとしてとっておいてもいいし、遣い方は子どもたちに任せています。

これに加えて、長男はテストで100点取ったら100円(でもなかなか取れない…!)、時間に余裕のある長女は洗濯物をたたむなどのお手伝いをしたら10円、庭の草むしりをしたら500円(ゴミ袋4袋くらいになって、本当に大変)としています。そのお小遣いを貯めて、長男はゲーム、長女はポーチなど、好きなものを買っています。お金を稼ぐということが、いかに大変なのか伝わっていると嬉しいです。

学校で使う文房具や、本(漫画もOK)は今のところ親が購入しています。だけど、キャラクターものの文房具を欲しがったら「学校はそのような文房具は禁止だし、どうするの? 欲しかったら自分で買いなさい」と伝えます。すると、自分でお金を払ってでも欲しいものではないようなので「じゃぁいいや」となることが多いです。もちろん子どもの気持ちも分かりますよ。私も子どもだった頃は、香り付きティッシュやシールを集めていました。だけど、それはお小遣いを捻出して買ったもの。だから、子どもには学校と関係のない文房具がどうしても欲しかったら、お小遣いの中でどうぞと伝えています。また、漫画もOKにしていますが、続くと1回読み物を挟むようにしています。長男が今好きな漫画は『どっちが強い!?』シリーズ。アニメ『鬼滅の刃』は好きなのに、まだ週刊漫画や月刊漫画には興味がないというか、存在を知らないのかもしれません。

ある時、こんなことがありました。私の仕事中、夫が子どもをつれて遊びに連れて行ってくれたんです。するとLINEがきて…
『今、2人はUFOキャッチャーをしています。すでに2000円使っています。このままいくと全部使い切ってしまいそうですが、勉強のため見守ろうと思います』
しばらくして…
『4000円も使ったので、さすがにやめさせて、話し合うことにしました』

夫は、子どもたちがUFOキャッチャーでとろうとしていたものがいくらで売られているか見に行って、説明をしてくれたそうです。
このことがあってから、たまにゲームをしたがることがあっても、1回、多くても2回で、そして、自分たちでちゃんと終わりを決められるようになりました。とはいえ、ガチャガチャをしたがることもあるので(もちろん、お小遣いで)、
「今までガチャガチャで出たおもちゃ、家のどこにある?」
「ない…」
「大事にしていないなら、ガチャガチャするのもったいないよね」
「うん」
というやりとりをすることもあります。

このように、夫はお金についてもですが、勉強や学校のお友だち関係のアドバイスをよく子どもにしてくれます。「とーたんも、小学校4年生をしたことがあるから、気持ちがすごくわかるよ」と前置きをして「同じような失敗をしたことがあって、大人になってあの時こうしておけばよかったと思うからアドバイスしているんだよ」と話しているのをよく見かけます。だから、子どものほうからも、「とーたんも、そうだった?」と聞いていることが多いです。

スーパーやコンビニでモノを買う時、子どもは親がレジで支払いをする姿を見ています。だから、モノを買うにはお金がかかっているということを理解しているようです。だけど、光熱費や習い事の月謝等はお金を実際に払っている姿を見ていません。長男はもう分かるようになってきましたが、それらにお金がかかっていることが結びつきにくいみたいでした。だから、電気のつけっぱなしやシャワーの流しっぱなしに対して「電気も水もタダじゃないんだよ。全部お金がかかっているんだよ」とよく伝えています。

また、お金は大切ということに加え、住む家があって、学校に行けて、ご飯があって、着る服があって、当たり前だと思っていることは、実は当たり前じゃないとういことも伝えています。今、自分が置かれている環境は当然のことではないこと、やることはちゃんとやって自分で責任をもつようにしようねと話し合っています。

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