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看護師は見た!老後入院で資金が底をつき破産…患者の悲惨な末路

  • 2022.1.2
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病院に勤務する看護師は、いろいろな患者さんの人生を垣間見ることになります。老後入院が予定外の出費となり、お金に困ってしまう人も少なくありません。今回は、看護師が実際に遭遇した、老後入院患者の悲惨な末路をご紹介していきます。

■個室入院が長引き貯金が尽きた!

はじめは1日20,000円もの差額ベッド代がかかる特別個室を希望し、入院していた患者さん。プライドが高い性格だったようで、「個室以外は嫌だ、大部屋なんかには入りたくない!」と何度も言っていました。

ところが、思ったよりも入院期間が長引き、高額な入院費用で貯金が尽きてしまうことに……。大部屋に移動しどうにか退院はできたものの、生活保護を受ける身となってしまったのです。すっかりプライドが傷ついたようで、口数も少なくなってしまったそうです。

■予想外の老後入院で生活保護申請

老後は年金で何とか生活費をまかなっていたものの、急な体調から入院することになってしまった患者さん。入院を嫌がるため理由を聞いてみると、入院費用が払えそうにないとのことでした。

どうやら、離婚して以来数十年会っていない妻や娘に、生活保護申請で扶養照会されるのを回避したかったよう。しかし、入院して治療を進めないとゆくゆくは命にかかわる危険性があるという医師の説得により、泣く泣く生活保護申請をすることになりました。

■入院費用が払えず子どもに頼った結果……

長期の個室入院の結果費用が払えなくなってしまい、離れて暮らす息子家族に頼った患者さん。お金がないことを伏せ、「後で返すからとりあえず支払っておいてほしい」とお願いしていました。息子は仕方なく子どものために貯めていた進学貯金から費用を捻出し、無事入院に至りました。

ところがその後、貯金がないことが息子にバレて、最終的には金銭トラブルに発展。元々折り合いの悪かった関係がさらに悪くなり、溺愛していた孫にも会えない孤独な老後となってしまったようです。

■老後入院が悲惨な末路につながることも

入院が長引いたり個室で差額ベッド代がかかったりすると、費用が高額になることもあります。その結果、生活保護になるケースも少なくありません。老後の思わぬ入院にも対応できるよう、計画的に貯金しておくことが大切です。

文・佐々木佐奈

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