1. トップ
  2. おでかけ
  3. 美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

  • 2022.1.1

ハイアットの新しいブランドとして、東京銀座に次ぐ2店舗目となる【ハイアット セントリック 金沢】は、今注目の“ライフスタイルホテル”。高いグレード感と親しみのあるホスピタリティ。ハイセンスな客室や、クリエイティブなアートに触れられる館内。滞在そのものが旅の目的になる。金沢で今一番におすすめできるホテルです。

モダンなアートに残る加賀藩前田家の面影

「街全体が美術館」と言われる金沢。2020年8月にオープンしたハイアット セントリック 金沢では、加賀藩前田家が300年に渡り生み育てた伝統美を、モダンに進化させた100を超えるアートが見事。今最も新しい金沢の新名所です。

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲金沢駅金沢港口(西口)広場にはハイアット セントリック 金沢(左)とハイアット ハウス 金沢の2棟が並びます

写真左側がハイアット セントリック 金沢、右がセレクトサービスブランドのハイアット ハウス 金沢。金沢駅ロータリーに面していて、駅から徒歩2分。商業施設「クロスゲート金沢」にあります。

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲玄関前の車寄せで上を見上げると、前田家の家紋「梅鉢」をモチーフにした照明が、5枚の花弁を広げます

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲1階エントランスには、枝が門に延びると縁起がいいとされる「門冠(もんかぶり)の松」をモチーフにしたアートを飾ります

エントランスでゲストを迎える松の木は、鉄の芸術家小沢敦志氏が、金沢で実際に使われていた鋏やスパナなど鉄製の古道具で形作った松に金箔を施した「野鍛冶の門冠」。金沢在住の一筆書きアーチスト大森慶宣氏が青い一筆書きで描いた「Blue Rhythm」に組み合わせた作品です。

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲エレベーターホールにある、染織作家三尾瑠璃氏の「加賀国金沢之絵図 銹雲唐草」。金沢の古地図を下刷りした着物に、錆で雲唐草を描き、今ホテルのある場所を家紋の梅鉢で示します

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲上質なロビーがゲストを迎えます

左手にある台が、チェックインをおこなうフロントカウンター。右手にある長いソファは、チェックインを待ちながらロビーの雰囲気を愉しむための縁側を思わせるスポットです。

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲金沢といえば、金箔の99パーセントを生産する街。金や純金プラチナの箔で作られたタペストリーは、金沢出身の箔デザイナー高岡愛氏の作品です

金の採掘と売買を統制していた江戸幕府に対し、密かに金箔作りをおこなっていた加賀藩。そのため金沢では、貴重な金を極限まで引き延ばす箔打ちの技巧が発達。黄金のタペストリーは、金沢の誇りと技術を伝えます。

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲チェックインカウンター。テーブルトップの下は醤油樽

古い建物が残る醤油の町、金沢市大野町。そこで使われた醤油樽で作ったチェックインカウンター。ひがし茶屋町の町屋の格子をモチーフにした、背後の壁にも似合います。

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲スタッフの制服はカジュアルな七宝柄

スタッフはゲストとの距離感を保ちながらも、ライフスタイルホテルならではのフレンドリーな物腰。カジュアルな制服は、円を組み合わせた日本の伝統模様「七宝」が染め抜かれた気取らない佇まいです。

パブリックスペースに見る伝統とモダン

エレベーターホールやジム、レストランなどにも、さり気なく、時には大胆に、金沢の伝統を受け継ぐモダンな絵や工芸品を飾ります。アートのホテルとして、美術系の雑誌などにも採り上げられる館内です。

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲オールデイダイニング「FIVE – Grill & Lounge」では、モーニング、ランチ、ディナー、ラウンジメニューを用意します

FIVE – Grill & Loungeは、加賀五彩や九谷五彩など金沢の工芸品を彩る五色の色をリスペクトしたネーミング。通常はほぼひとつの空間ですが、ダイニングエリア、パビリオン、ショーキッチン、プライベートゾーンは、それぞれを扉で仕切ると個室になる設定です。

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲「FIVE – Grill & Lounge」では、上質な空間で食事やカフェメニューなどをいただけます

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲館内に敷かれたカーペットも斬新。波のようでいて、枯山水のようにも見える大胆なデザインが目を楽しませてくれます

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲2階のエレベーターホールにある栗原由子作「唐崎松図」 <写真提供:ハイアット セントリック 金沢>

「唐崎松図」は、13代藩主前田斉康が、近江八景で有名な琵琶湖の唐崎松の種子を取り寄せた、兼六園の黒松の絵。写真はエレベーターホールのものですが、原画は「シティービュー キング スイート」に飾られています。

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲和紙が使われるエレベーターホール

漆は、不純物を取り除くため特殊な和紙で濾しますが、作業後に捨てられる和紙を、エレベーターホールに飾ります。本来は日の目を見ることのないものが、ゲストの視線を引き付けるアートとして命を与えられました。階ごとに色やデザインが異なります。

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲24時間利用できるフィットネスジム

イラストレーターの杉山陽平氏は、金沢の古地図に、金沢マラソンのルートを黒くなぞった躍動感のある壁を製作。ジムの雰囲気を盛り上げます。

上質さを味わう客室

客室は253室用意され、キングとツインは32平米から46平米の広さ。さらにスイートを7部屋用意します。ここでは「シティービュー キング」を紹介します。

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲緑・黄・紫・紺青・赤の「九谷五彩」で彩色された、華やかな九谷焼のルームサイン。様々なデザインが目を楽しませくれます

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲客室「シティービュー キング」。オープンタイプの洗面は、ベッドエリアから引き戸でセパレートすることが可能です

客室はプレミアムやデラックスなど3タイプのグレードがあり、それぞれツインとキングのベッドを用意。シティービュー キングは、高層階にある眺めのいい客室です。

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲ヘッドボードの壁は、客室によって赤と群青の2色を用意

ヘッドボードに近づくとマンホールの蓋が見えてきます。これは金沢の路地をそのまま型どったもので、舗装のヒビや側溝、つぶれた空き缶なども見られます。さらにその上を、下駄を履いた子供を走らせ、金箔の下駄の歯跡で雪の日をイメージ。街の記憶を残すアートです。

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲電動カーテンを上げると、ゆったりとしたソファから金沢の街を眺められます

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲バスローブは1833年に創業したフランスの老舗「ガルニエ・ティエボー」のセントリックオリジナルタイプ。軽くて肌触りがよく、気分を盛り上げてくれる逸品です

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲オープンクローゼットは使い勝手がよく、客室スペースがより広く感じられます。また、ハイアットのロゴがプリントされたミネラルウォーターは、再利用のできるアルミボトルです

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲もちろん洗面・バス・トイレは独立タイプ。バスタブは脚を伸ばせるゆったりとしたサイズです

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲ミツバチのイラストが描かれたバスアメニティは、パラベンフリーの「Bee Kind(ビーカインド)」

シャンプー、リンス、ボディジェルは、それぞれムラサキツメクサ、キンセンカ、レモングラスの控えめな香り。収益の一部はミツバチの研究に使われます。

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲客室には、「はちまんさん」として親しまれる金沢の伝統玩具「加賀八幡起上り(かがはちまんおきあがり)」に、ウサギの耳をつけたオリジナルの人形が飾られます

金沢出身の文豪泉鏡花が、迎え干支のお守りとして集めていたうさぎ。その逸話にちなんで、館内のいたるところにうさぎをモチーフにしたアートが出没します。ホテルの中でうさぎを探しながら、アート巡りをしてみてみませんか。

美術館のようなホテル【ハイアット セントリック 金沢】で過ごす洗練された時間

▲試し彫りの加賀獅子が、1階エントランスに飾られます

1583年に前田利家が金沢城に入城した際、領民が獅子舞を献上して祝ったことから、今も県内各所でおこなわれる加賀獅子舞。そんな由来から、1階エントランスに飾られた3つの獅子頭が、ゲストの到着を歓迎します。

金沢のアートが身近に感じられる【ハイアット セントリック 金沢】では、アーティスティックな設えとカジュアルなホテルステイを楽しめます。いつもとちがうスペシャル感の高い時間を、美術館のようなホテルで過ごしてみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:ハイアット セントリック 金沢 hyattcentrickanazawa.jp>

元記事で読む
の記事をもっとみる