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義経は出っ歯だった?!『東大教授がおしえる やばい日本史』

  • 2022.1.6
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2022年の NHK 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』はひさびさの三谷幸喜さん脚本。「ふだん大河は見ないが、今年は見てみようかな」。そんな人も多いだろう。

大河ドラマを楽しむなら、最低限の歴史知識はつけておきたい。

子どもから大人まで、ラクに楽しく歴史を学べる本はないものか......。そんな需要にこたえることで売り上げを伸ばし、今やシリーズ累計 63万部突破を突破しているのが、プレジデント社から刊行されている『東大教授がおしえる やばい日本史』シリーズだ。

東大の教授が監修したという本シリーズには、各章のはじめにある人物相関図&解説マンガなど、歴史の流れを簡単に理解するために役立つ要素が満載。とくにうれしいのが、歴史上の偉人の「すごい」エピソードと、あまり知られていない「やばい」エピソードをセットで紹介しているところだ。

恋愛で大逆転する頼朝、ちびで出っ歯だった義経

たとえば、源頼朝についてはこんな感じ。

ヤンキー武家・源氏のプリンスだった頼朝だが、、「平治の乱」で父親が負けて殺されると、あと継ぎの頼朝は伊豆に流され、田舎のニートへと一気に転落してしまう。しかし、流された先の伊豆の有力者の娘・北条政子のハートを射止めた頼朝は、当時としてはめずらしく恋愛結婚したことで、妻の実家の力を手に入れ、将軍までのし上がっていく。しかし、ニート時代から鎌倉幕府成立まで支え続けてくれた妻の政子には一生頭があがらなかったという......。

頼朝の弟・義経の「やばい」エピソードもある。今回の大河の義経が菅田将暉さんなのを見てもわかる通り、次々と奇跡を起こした悲劇の天才武将というイメージから、義経はドラマでもマンガでも、「薄幸の美少年」と描かれてきた。でも、『平家物語』には「義経はちびで出っ歯。だから遠くにいても義経だとすぐわかる」と書かれていたそうで......。

「やばい」歴史は覚えやすい

歴史上の人物をについて学ぶとき、長所を学ぶと同時に、彼らの欠点、やばい部分を知ると、歴史がぐっと身近なものになり、覚えやすくなる。話のネタとして使えるだけでなく、大河ドラマを楽しむ際にも必須だ。「義経、チビで出っ歯だったらしいのにドラマじゃ菅田将暉か......」と思いながら観る大河ドラマはきっと楽しい。

年末年始は時代劇をはじめ、ドキュメンタリーや教養番組などでも「歴史」をテーマにしたコンテンツが増える。そうした「歴史モノ」の副読本として学び直したい大人はもちろん、楽しく読めるので子どもが歴史に触れるきっかけにもなる本シリーズ。大河ドラマがはじまる前にチェックしておこう。

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