2022年の干支・寅にちなんで贈りたい。全国で見つけた“虎”モチーフのお菓子5選

2022年は寅年。アジアに広く棲むトラは、日本でも古くから縁起のいい動物として親しまれてきました。本日は、全国で見つけた「トラをモチーフにしたお菓子」をご紹介します。虎柄の焼き色を付けた和菓子や、人気ブーランジェリーの洗練された焼き菓子など、自宅用はもちろん、手土産にすると話題になること間違いなしですよ。

エレガントでシックな焼き菓子「虎柄フィナンシェ」

「ジョエル・ロブション」で人気のフィナンシェに虎柄を施したフィナンシェは、虎ノ門ヒルズにある「ルカフェ ラブティック ドゥ ジョエル・ロブション」の開業1周年を記念して作られた焼き菓子。

小さなバッグを思わせるシックな黒のボックスに、華やかな虎柄2パターンのフィナンシェがセット。しっとりした食感に、バターの甘みとコクがじゅわ～っと広がるリッチで上品な味わいです。裏面に施された、しっぽのようなココア風味のラインもキュートです。

大人から子どもまで笑顔になれる「トラさんのバナナ」

新宿区の曙橋エリアに本店がある「大角玉屋」は、大正元年創業の和菓子店。日本で初めて『元祖いちご豆大福』を考案したことでも知られています。

フルーツ大福とならんで人気なのが「トラさんのバナナ」。バナナと白餡をトラのような模様を付けた薄いカステラ生地に包んだ生菓子です。北海道富良野産の手亡豆を使用したあんこはなめらかで甘さ控えめ。ごろっと入ったバナナの自然な甘さが不思議に合わさり、優しい甘さを味わえます。

ふんわり優しい味わいを気軽にひとつ「虎虎焼」

「虎屋ういろ」の本店は、伊勢神宮外宮の近くにあります。大正12年の創業から伊勢名物として愛されてきた「生ういろ」は、定番のほか季節の限定品も好評。そして、お店のもうひとつの名物がお店のロゴのトラをモチーフにした「虎虎焼（ことらやき）」です。

こちらは一口サイズで、愛らしい見た目にきゅんとなるベビーカステラ。三重の卵と蜂蜜をたっぷり使ったふんわり甘いはちみつ風味と、自社の茶畑で積まれた伊勢茶を混ぜ込んだビターで爽やかな味わいの伊勢抹茶風味、2つの味を定番で展開。しっとりふわふわな食感に、ついつい手が伸びます。

福山城の菓子司をつとめた老舗のどら焼き「虎焼」

広島県福山市で江戸時代初期から福山藩御用菓子司として和菓子を長く作り続ける「虎屋本舗」。八代目当主が虎模様のどら焼きを拵えたのが始まりだという「虎焼」は、今でも県内外で愛され続けています。

熟練の職人が毎朝、厳選した北海道小豆からあんこを炊き上げます。皮のカステラ生地は、アカシア蜂蜜と広島県産の卵を使うのが習わしなのだとか。もっちりふっくらした生地と粒のそろったあんこのバランスが良く、食べ飽きない味わいです。

白あんの甘さに癒される徳島の銘菓「とら巻き」

江戸時代に砂糖が伝わった長崎を発祥に、全国に伝わったという和菓子「とら巻き」は、表面にトラの模様をつけたどら焼きの皮であんこを包みこんだ、クレープのような見た目の和菓子です。とら巻きが食文化に根付いた徳島県では日常的に親しまれています。

徳島県の菓子店「徳島四季乃菓子あわや」のとら巻きは、手亡豆を練り上げたしっとりなめらかな食感の白あんの甘さをくるりと巻かれた皮が受け止めます。日本茶だけでなく、コーヒーともよく合う和菓子ですよ。