厳選！メンズショップ14 vol.1｜VINSON HOUSE

並ぶのは、背景やディテールを熱く語りたくなる洋服ばかり。店主との会話はいつでも刺激に満ちている。プレッピー、ミリタリー、ワーク、アウトドア…、掲載した商品はすべて『GINZA』読者におすすめです。

VINSON HOUSE

名品たるゆえんを
しっかり教えてくれる

渋谷のメンズショップ「イルミネート」のバイヤー、雨宮功治さんが新しい店を2021年7月に開いた。英国在住の経験を生かしたバイイングで目利きとしても知られる彼が目指したのは“名品図鑑”のような一軒。

「自分にとってマスターピースと呼べるものしか置いてません」

その言葉通り、並ぶのは〈バブアー〉のエンデュランスに〈シャルべ〉のドレスシャツ、〈リッチフィールド〉のチノパンなど。

「右から左に消費されるのではなく、ゆっくり話しながら商品を選んでもらいたいので、点数も少なめですっきりとしたレイアウトに。女性にもぜひ訪ねてほしいですね」

通好みの英国フィッシングブランド〈ボブ チャーチ〉のジャケット ¥140,800。イギリス特有の撥水素材“ベンタイルコットン”を使用したショート丈。

ざっくり着られる80年代ロシア軍のパジャマシャツ ¥7,480。

〈ブルックス ブラザーズ〉のBDシャツ ¥8,580〜 ¥21,780。往年の6ボタン仕様でダンリバー生地が中心。

国別にそろった〈リーバイス®〉の501® ¥6,380〜。USA製(1)はデニムらしい王道的な色落ち。スペイン製(2)とUK製(3)はインディゴ感が強く、レギュラーものでもヴィンテージに近い風合い。「まずははいて、好みを確かめてみてください」

50年代の英国製ショーツ ¥17,380。

イギリス特殊部隊「SAS」もしくは警察に納入されていたというフィールドジャケット ¥27,280。特大シルエットが多いなか、こちらは貴重な160cmサイズ。

GINZA2021年10月号掲載