「この心霊スポット、何かが”おかしい”」気づいたら、車は崖の前。戻ろうとすると…【＃みんなの心霊体験】

みなさんは、”肝試し”をしたことはありますか？ 今回は実際に寄せられた心霊体験から、心霊スポット巡りでの恐怖体験をご紹介します。

「恐怖の心霊スポット巡り」

私は18歳から23歳まで建設関係の会社で働いていました。 この話は、20歳の頃、火力発電所の補修工事の仕事をするために出張した時の話です。

地元の人から聞いた”心霊スポット”

出張期間は半年ほど。私以外にも同じ歳ぐらいの職人が10人程度集まっていました。 現場作業も順調に進み、皆んなの仲も徐々に良くなっていきました。 そんなある日、一人の職人が「昨日地元の人から誰も近づかない心霊スポットがあるのを聞いた」と…。 面白そうだと思った私は、皆んなで行ってみようと提案しました。 中には「やめた方がいい！」と言う人もいて、結局4人で行く事に。

誰の声…？

私達は、地元の人に教えられた通り山道を車で登って行きました。 登って行くにつれ、道路は狭くなり街頭も無くなり…。 ライトの光を頼りに私達は進んで行きました。 するとひとつの看板が見えて来たんです。 そこには「この先立ち入り禁止」と書かれていて、その先は車1台ギリギリ通れるくらいの道になっていました。 どうするか4人で話をした結果、せっかく来たので先に進む事に。 車で300m程進むと道が途切れていて、その先は崖になっていました。 「なんだ、結局行き止まりか。」と残念な気持ちでしたが、とりあえず車から降り崖の方に行き皆んなで底の方を覗き込んでみました。 すると底の方から「キャーー」と子供の女の子と思われる大きな声が聞こえてきたんです。 私達4人は驚きと恐怖で、慌てて車に戻り、運転手は恐怖でテンパリながらもアクセル全開で逃げるように山を降りました。 山を降りている最中も、あの奇妙な声に4人とも震えていました。

叫び声の主の目的とは…

さて、これは私達も無事戻って話をしていた時に気付いたのですが、この話には1つおかしな所があります。 わかりますか？ そう、それは…。 立ち入り禁止の看板の先は車1台がギリギリで通れるくらいの狭い道、そして道は途中で途切れており、先は崖。 私達は慌てて車に乗り込み、アクセルを目一杯踏み車を走らせた…。 いつ車は反転した？本来なら私達4人は崖の底に車ごと落ちていた筈です。 今考えても不思議と恐怖が入り混じった体験でした。 あれからは一度も心霊スポットと言われる場所には近づいていません。 もしかしたら崖の底から叫んだ彼女は、危険から私達を守り無事に帰してくれたのかもしれない…。 いかがでしたか？ 叫び声の主は、投稿主さんを助けてくれたのでしょうか…。 まさに、身の毛もよだつ心霊体験ですね。 次回の「心霊体験」もお楽しみに♪ ※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。