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精神科や心療内科を受診は気軽に! 準備しておくといいことや病院の選び方を解説

  • 2021.12.28

心の不調を感じる人が通う、精神科。気になることがあるから受診してみたい! と思っても、なんとなくハードルが高い気がして行動できない人もいるのではないでしょうか? この記事では、精神科や心療内科を受診するときに準備しておくといいことや、精神科と心療内科の違い、自分に合った病院選びの方法などを、長らく精神科に通院しているライター・きくが解説します。

精神科の受診はハードルが高い?

眠れない、食べられないなどの不調を抱えていても「今の仕事が終われば」「子どもが成長すれば」と、放置しているママは多いかもしれません。また、他の診療科に比べると通いづらい、周りに偏見の目で見られるのではないかと心配する人もいるでしょう。

しかし、安心してください。幸か不幸か、我が国の精神科外来の患者数は年々増えています。風邪をひいたら内科を受診するように、「心に不調を感じたら精神科へ」は、おかしなことではなくなっているのです。

心の不調についての相談は「精神科」と「心療内科」

心の不調や、それに付随して起こる身体的な症状を見てくれる診療科には、精神科と心療内科があります。

2つの違いを説明すると、精神科はうつ病や統合失調症など、心の症状が強く出る問題を取り扱います。心療内科は、ストレスなどの心理的な問題から引き起こされる心身の症状を診る診療科です。最近では、この2つを一緒に掲げている病院やクリニックも増えています。

どちらの診療科を受けていいかわからないという場合は、多角的、総合的に診てくれそうな病院やクリニックを選んで受診してみましょう。

精神科の受診をスムーズにする準備

初診には、30分〜1時間ほど診療時間を割く場合が多いですが、以降はだいたい5〜10分くらいになります。その短時間の中で、自分が感じた不調や症状を説明しなければなりません。

しかし、心の問題は複雑。悩みや、思い出したくないことを口にしなければならないこともあり、突然言語化するのが難しかったり、困りごとを伝え忘れてしまったりする人が多くいます。

診察時間を有効に使いたい人は、事前に気になる症状や出来事をメモにして準備しておきましょう。手帳や日記に書き留めておくのもいいですね。

それをそのままお医者さんに見せることもできますし、初診なら問診票に書き写すのもいいでしょう。読んで伝えることも可能です。

わたしは、前回の診察からその日までどんな気分で過ごしたか、薬を飲んでどうだったか、主治医に知っておいて欲しい過去の出来事などを思いつく限り紙に書いて渡しています。

カウンセリングやセラピーも併用しよう

精神科や心療内科での診察時間は、取り扱う病や症状の重さに反して短い印象です。気になることを話したらもう終了時刻だった、ということもあるでしょう。

これはわたしの失敗談なのですが、診察室でのやりとりに期待しすぎていた時期がありました。お医者さんに相談すれば全部解決する、なんとかしてもらえると思っていたのです。そのため、「精神科に通っているのに症状が全然よくならない」と、より不安になってしまうことも。

もし、わたしのような期待を込めている人がいれば、それは叶いません。お医者さんには症状がよくなるためのアドバイスをもらいに行くくらいの気持ちでかかるのがちょうどよいのではと思います。

自分や症状について深掘りしたいという人は、カウンセリングや各種セラピーなどを併用してみましょう。

自分に合った病院の選び方

心の病や症状の治療に外せない条件のひとつが、自分に合った病院やお医者さんを見つけることです。自分に合った精神科や心療内科を見つけるときにチェックして欲しいポイントを紹介します。

1. お医者さんの専門

精神科の先生にも専門分野や領域というものがあります。例えば、うつ病や睡眠障害などは診ていても、摂食障害や発達障害は診ていない、ということもあるのです。病院のホームページでは、お医者さんの専門分野や領域について紹介していることが多いので、一度チェックしてみてください。

また、カウンセリングやプレイセラピーなどを受けてみたいと考えている場合は、その病院で行ってもらえるかも調べておくと安心です。

2. 場所や診察受付時間

病院が遠く、通いづらい場所にあったり、診察受付時間が自分の生活と合わなかったりする場合は、治療を続けるのが難しくなる可能性もあります。身近に専門医がいないケースは別ですが、家から通いやすく、仕事帰りや子どもの送り迎えの前後に立ち寄れるような場所に見つけるのがおすすめです。

3. クチコミをチェック

クチコミを読むと、病院やお医者さんがどんな雰囲気なのか知ることができます。もちろん、診察を受けた感想は人それぞれなので鵜呑みにするのは危険ですが、選ぶうえでの参考にできるでしょう。

4. 実際の相性

まずは通ってみて、実際の相性を確かめてみるのも手段のひとつです。最初はパッとしなくても、通ううちに相性がよくなることもあります。ただし、「合わないな」と思ったら、担当医を替えてみたり、転院を考えたりするのもおかしなことではありません。

気になることがあったら気軽に受診しよう

最初は緊張するかもしれませんが、入ってみればなんてことないのが精神科。内科や皮膚科となんら変わりありません。眠れない、食欲がない、なんだか悲しい。些細と思っている症状も、専門家から見ると危険ということもあります。心がちょっと不調だなと思ったら、気軽に精神科や心療内科を受診してみましょう。

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