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【江戸川橋:中華 汀 】フードジャーナリスト渡辺紀子お墨付き、東京NEW OPEN

  • 2021.12.25

中華 汀(みざわ)
[江戸川橋]

ピリッと辛くて旨みも満点
ひとりでも楽しめる四川料理

季節の変わり目。どうも、すっきりしない感じ。そんなとき、ピリッと辛い四川料理はいかが。唐辛子の刺激のおかげで、体シャキッ、頭がクリアになったような気が。ともかく、元気が湧いてきます。

小さく「中華 汀」と書かれた看板が目印。早稲田の早大通りに面していて、ふらりと気楽に入りやすい雰囲気だ。店主・江崎祐弥さんは、四川料理の人気店「神楽坂 芝蘭」出身。鍋を振るのもサービスもひとりでこなすが、仕事は実に誠実だ。

成都汁なし担々麺 ¥1,100。四川省の省都・成都の味。細めのストレート麺が、たれによく絡む。勢いよくすすると咳き込むので要注意。最初はゆっくりめにどうぞ。

前菜は、棒棒鶏や自家製蒸し茄子の葱茗荷ソース、汀式ポテトサラダなど16品。肉料理7品、海鮮4品、野菜・麺、さらには、点心まで。ワンオペなのに、このラインナップは素晴らしい。しかも、「お1人でも、あれこれ楽しんでいただきたいから」と、春巻きは1本から、水餃子や焼売は2個からと、至れり尽くせり。麺にいたっては「各種」とあって、わがままも聞いてもらえそう。

成都汁なし担々麺は辛すぎず、適度な刺激が魅力。辣油や花椒、酢などを合わせたピリ辛だれとトッピングを、しっかりと麺に絡めて食べ進むうち、気がつけば額にうっすら汗が。冷房で冷えた体がポッと温まる。麻婆豆腐にエビマヨ、担々麺など、ランチも充実。ひとり中華も楽しそうだ。

上 名物!鶏手羽の燻製 山椒唐辛子炒め ¥1,320。大量の唐辛子は風味を移すため。食べない(食べてもいいが)。下 茹で豚のニンニク辛子ソース ¥880。おいしくてお箸が止まらない。

*新型コロナウイルス感染拡大抑制のため、時短営業や休業の場合もあります。来店の際はお店に直接ご確認ください。

GINZA2021年10月号掲載

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