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韓国勢躍進のACL、国内は全北現代の天下…Kリーグが選ぶ2021年10大ニュースを紹介!【前編】

  • 2021.12.25
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2021年のKリーグもようやく長いシーズンを終えた。

今季Kリーグは新型コロナウイルス感染拡大下でも無事にシーズンを完走。徐々に有観客開催の試合も増えるなど、少しずつサッカーファンたちの日常が戻りつつある姿を見せた。

この1年間では、全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースのKリーグ1(1部)5連覇やアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)での韓国勢躍進など、韓国サッカー界に多くの朗報がもたらされた。

そこで今回は、Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟が12月21日に発表した「2021年を飾ったKリーグ10大ニュース」から5つのニュースを抜粋して紹介する。なお、紹介の順番は順位と関係ない。

全北現代、史上初のKリーグ5連覇&最多9度目の優勝

今季のKリーグも“2強体制”は変わらなかった。3年連続で全北現代と蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)が熾烈な優勝争いを繰り広げたなか、最後に笑ったのは全北現代だった。全北現代は2位の蔚山現代と2ポイント差を離し、見事優勝トロフィーを掲げた。

これにより、全北現代は史上初となるリーグ5連覇達成とともに、最多となる通算9度目の優勝を果たした。2009シーズンのKリーグ初優勝から直近13年間で優勝9回と、近年は全北現代の天下が続いている。

また、ジョゼ・モライス前監督の後任としてコーチから昇格したキム・サンシク監督は、全北現代で選手、コーチ、監督のすべてで優勝を経験。監督デビュー初年度にしてKリーグ1の最優秀監督賞を受賞するなど、優れた采配でチームを頂点に導いた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)Kリーグ5連覇の全北現代モータース
「東アジア最強」を再確認したACL…韓国での集中開催も成功

今季ACLでは韓国から出場した全4チームが決勝トーナメント進出に成功した。これは2015シーズン以来6年ぶりとなる快挙だ。

大邱(テグ)FCは決勝T1回戦で名古屋グランパスに敗れたが、全北現代はベスト8、蔚山現代はベスト4と勝ち上がり、浦項(ポハン)スティーラースは決勝まで駒を進めた。

蔚山現代が優勝した2020年大会に続き、今季は韓国勢のアジア制覇こそならなかったものの、東地区で躍進を見せた。

また、10月に全州(チョンジュ)で集中開催された準々決勝、準決勝も、防疫、成績、興行のすべてで高い成果を収めた。

今季大会での好成績もあり、12月にアジアサッカー連盟(AFC)が発表したAFCクラブ大会ランキングでは、Kリーグがアジア全体2位(1位サウジアラビア)、東地区1位に立った。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)ACL準優勝の浦項スティーラース
FAカップに昇降格PO…2日連続の“劇的展開”が2021年のフィナーレに花

2021シーズンの韓国サッカーを締めくくったFAカップ第2戦と昇降格プレーオフ第2戦では、2日連続で劇的な展開が繰り広げられ、多くの話題を呼んだ。

まずは12月11日、DGB大邱銀行パークで行われたFAカップ決勝第2戦で、2部の全南(チョンナム)ドラゴンズが乱打戦の末、1部の大邱FCに4-3で勝利する“ジャイアントキリング”を起こした。

戦力で大邱FCに劣る全南は、ホームでの第1戦を0-1で落としていた。迎えた第2戦は敵地での開催となったが、全南はこれらの不利な状況を覆し、2部クラブ初となるFAカップ優勝、さらには来季ACL出場という歴史を刻んだ。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)FAカップ王者の全南ドラゴンズ

そして、翌12日に江隆(カンヌン)総合運動場で行われた昇降格プレーオフも劇的な展開となった。

ホームの江原(カンウォン)FC(1部11位)が、大田(テジョン)ハナシチズン(2部プレーオフ勝者)に先制点を許しながらも、怒涛の攻めで一挙4得点を挙げ、4-1の大逆転勝利に成功したのだ。

江原FCは大田ホームの第1戦で0-1と敗れていた。第2戦でも先制を許したことで2部降格の瀬戸際に立たされていたが、大一番で底力を発揮し、1部残留を決めた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)1部残留を決めた江原FC
24年ぶりとなるDFのシーズンMVP受賞

今季Kリーグ1のMVPは、全北現代の優勝をけん引したキャプテンのDFホン・ジョンホ(32)だった。

ホン・ジョンホは今季36試合に出場し、チームの最少失点(37失点)に貢献。特に、第29節の蔚山現代とのライバル対決では、後半42分に相手FWイ・ドンジュン(24)のシュートをゴールライン通過直前に間一髪クリアするなど、相手の決定機を防ぐ守備を何度も披露した。

また、リーグ優勝を目前とした第37節の大邱FC戦では、値千金の決勝ゴールをマーク。自身がMVPにふさわしいことを自らのプレーで証明してみせた。

ホン・ジョンホは今回、1997シーズンのキム・ジュソン以来、24年ぶりにDFがMVPを受賞する快挙を成し遂げた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)ホン・ジョンホ
5年ぶりに韓国人得点王が誕生

済州(チェジュ)ユナイテッドのFWチュ・ミンギュ(31)は、今季34試合22ゴールの活躍でKリーグ1得点王に輝いた。

Kリーグ1で韓国人選手が得点王に選ばれたのは、2016年のチョン・ジョグク(37、引退)5年ぶり。チュ・ミンギュはこれまで一度も韓国代表に選ばれたことがなく、代表歴のない選手の得点王は史上初でもある。

チュ・ミンギュの得点量産に支えられ、済州は昇格組ながら12チーム中4位でのフィニッシュに成功した。

チュ・ミンギュは得点王に加えて年間ベストイレブンにも選出。個人2冠を達成するという、キャリアハイとも言える1年を過ごした。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)チュ・ミンギュ

後編では若手の台頭やレジェンドの帰還、Kリーグのさまざまな取り組みを紹介する。

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