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ぶっちゃけ、いま恋している?EXITかねちにインタビュー♡

  • 2021.12.24

クリスマスイブは、かねちと一緒にホーリーナイト♡ サンタさん&プレゼントエピソードから仕事のマジ話まで硬軟織り交ぜてインタビュー。持ってる男・兼近大樹さんのモテる理由を再発見しちゃいました!

いよいよかねちの本質解禁!? 〝作家デビュー〟記念に心の深海まで潜ってみました

出典: 美人百花.com

ーー小2のとき「サンタさんが一度も自分の家に来ない、呼んでくれ」とお母さんにお願いすると、翌日、枕元に「サンタです。来ました」と置き手紙が……。兼近さんの少年時代トークの中でも印象深い〝サンタ不在通知〞エピソード。「切なすぎる!」とネットニュースにもなったけれど、本人に悲壮感は全然ない。

「小学生の頃はテレビとかも見てないから、クリスマスがキラキラした特別な日ってことすら知らなかったんですよ。なので何もないのが普通っていうか、平時? 『カレーライスにキュウリを入れる家もあるんだ? へ〜、うちは入れないけどヘンだね』って、そんぐらいの感覚。どっちかというと(クリスマスは)冬休みの始まりの頃っていうイメージの方が強くて、給食の配給が止まって食べ物があんま食えなくなるな〜みたいな、そっちの印象が強いです」

ーーやっぱ切ない(笑)。ただ、兼近さんは昔も今も「物欲がまったくない」ため、プレゼントに対しての執着はゼロ。プレゼント下手としても有名(?)なのだが、今年誰かにあげる予定は?

「芸人仲間の同居人2人にはあげる予定。 毎年一緒に過ごしているんだけど、どうせ今年もやつらは家にいるだろうって想定で、ちょっとプレゼントをぶちかまそうかなと。去年はめちゃくちゃ高いエルメスのネクタイをあげたんだけど、そういう金銭的にわかりやすいものが一番喜ぶと思うので、今年も時間や手間をかけず、お金を出せば手に入るものをあげます。真心がこもっているかどうかはそれぞれでご判断くださいってことで」

出典: 美人百花.com

ーーそう言っている一方で、超ロマンティスト。〝大好きな人にあげたいプレゼント〞のスケールもめちゃくちゃでかい!

「オレ、サプライズとかはしたいタイプなんですよ。だからいっそディズニーランドを貸し切って『君だけのランドになったよ』って。で、オレはクルーとして『ようこそ』って案内するみたいな、そんぐらいやりたい。それで相手が引いてもいいんです。サプライズはこっちがうれしいからやってるだけ。自己満ですから」

ーーディズニーランド貸し切りはさすがに無理なので(笑)、もう少し実現できそうな「理想のクリスマスの過ごし方」も聞きたい。

「やっぱ女子とイルミをぶちかましに行くんじゃないですか? 2人でイルミを見ながらお互いの好きなものとかを語り合うんすよ。で、オレが『それは苦手だな』って言ったら、女の子が『私が好きなんだから!』って怒りだして。『そんな怒んなって。ボケですやん』ってなだめてんのに『もういい!』って走りだして『待てよ!』って追いかけたら『な〜んちゃって♡ ベーだ!』『なんだよ〜』みたいな。そこに雪が降りだして、『雪だぁ』って空を見上げて抱きしめ合う、みたいな。そんな2人を雪越しに眺める絵が欲しいっすね(笑)」

出典: 美人百花.com

ーー妄想爆発(笑)。ちなみにこれまでも女子とクリスマスを過ごしたことはあるけど「それが妄想だったのか現実だったのかわからない。少なくともいま言ったような展開にはなってない」とはぐらかされた。ぶっちゃけ、いま恋はしていますか?

「常にしているんじゃないですか。してない瞬間を探せって言われる方が難しい。常に恋しちゃいたい系男子なので、わざわざ恋をしにいってるっていうか。ごはんを食べるぐらいの感覚で恋はしてますよ。だから、恋愛対象もさまざまだし、年齢も性別もあまり気にしない。いつでもどこでも気づい たら恋してるって、そんな感じです」

ーーまたまたごまかされた気がするけど、兼近さんの色気は現役中学生レベルの活きのいい妄想力と、全方位型の飽くなき恋愛力のせいかも。そういえばある番組で、ダダ漏れの色気にメスライオンが反応したこともあった。

「ありましたねぇ(笑)。オスライオンより魅力的ってことですかね? オレのこのハデ髪がオスライオンのタテガミよりまぶしかったんじゃないですか?」

ーー「この世界に入ったのは本を出すため」 その目標を10月、ついに果たした兼近さん。その達成プロセスは別の本が出せそうなほど、シンプルで具体的で説得力満載。

「自分の本を出すためにはまず面白い人にならなきゃいけない。じゃあ面白い人ってなんだろうってなると、お笑い芸人だなと。その2つだけを目標にしていたので、それ以外のことはいっぱい諦めました。まずお金持ちになりたいって要素は削ぎ落として、売れっ子になってテレビで活躍したいとか目立ちたいってとこも全部カットした。だから今の環境はあとから肉付けされたこと。そこは運が良かったっていうか。オレは現実的なので高望みをしないのが良かったのかもしれないっすね」

「でも本当は賞レースとかで1位になるような面白いしゃべくり漫才師に憧れていたんです。でもそこを目指すには見た目や声質、体質も重要だし、どういう人生を歩んできたかも関係してくる。要はオリンピック選手になるぐらい全部がそろっていないと無理で、最強の漫才師ってなれる人となれない人が絶対にいるんです。だから『なりたくてもなれない自分』(への憧れ)は消していって。で、一番早く走るのが無理なら変わった走り方をして人気者になってみようとか、違うことをやってみて。気づいたら〝別の なりたい自分〞になれたって感じかな」

出典: 美人百花.com

ーーお笑いの他にアパレルブランドのプロデュースやアーティスト活動など、ボーダレスな活躍も〝別のなりたい自分〞の一環。

「芸人がやっちゃいけないタブーをやったら、逆に面白いかな?みたいな。例えば芸人がカッコつけた写真を撮るってサムいし、イタいじゃないですか、ねたまれるし。でもチャラ男なら許されるっていうか。タワマン住んでカッコつけても、チャらくてダサいってマイナスをつけることでねたまれなくなる。そうやってハードルを下げるためにチャラ男をぶち込んだってとこはあります。だからオレを見てムカつく人がいてもいいし、逆に中身は真面目だって思う人がいてもいい。キャラクターひとつでいろんな意見が生まれるって面白いじゃないですか」

ーーでも、どんな見られ方をしようと兼近さん自身は一貫している。テレビでもこういう取材でも常にハートフル。芸風こそエッジが立っているけど、人柄は弾力のあるボールのよう。めちゃくちゃ跳ね返るけど角がないから痛くない。むしろソフトな当たり具合で絶妙に気持ちがいい。

「オレは自分も相手も一緒だと思うようにしているんですよ。相手が嫌なことを言ってきたら『自分が相手に嫌なことを言う理由ってなんだろう?』って考えるし、それでもわかんなかったらオレと会う前に嫌なことがあったのかなとか、相手の背景を想像する。そういう行動には何か理由があるだろうし、理由なくやっているなら、それもまた理由だし。理由を見つけていくと嫌なことを言われても気にならなくなる。わからない、知らないってことが人を許せなくなる理由だと思うから、知ろうと心がければもっと楽しい毎日になるはず……。ってことをよく言っています (笑)」

出典: 美人百花.com

ーーそんな平和の使者・かねちにとって2021年は目標達成し、区切りとなった年。今年で30歳を迎えるが、2022年の展望は?

「とりあえず本を出して当初の目標は完結したので、あとは今ツアーで回っている各地でふるさと納税することですかね? 欲しいものもないけど、強いていうならM‐1かR‐1決勝の舞台。というのもオレ、小学校の卒業文集で『凡人になりたくない』って書いてて。あの頃からヒーローになってみんなに褒められたいって思いがずっとあったんすよ。だから改めて賞レースに挑戦したい。いろんな褒められ方、認められ方があるけど、あのヒリヒリした緊張感の中でネタをやってみたいです」

ーー多彩に活動しているけど「やっぱりお客さんの前で漫才をするのがいちばん楽しい」と言う。そしてその傍らにいる相方・りんたろー。さんもかけがえのない存在。

「相方って家族でも友達でもなく、ビジネスパートナーっていうほどストイックでもない。お笑いコンビだけの感覚だから、どんな存在?って聞かれても答えようがないんだけど、あえて言うならペット? で、動物に例えるなら猿とワニのハイブリッドって感じ。見た目ワニだけど凶暴じゃないし、でも猿並みに自意識高めで女性のことを追い回してる。そんなりんたろー。さんはオレのペットです(笑)」

Profile

かねちかだいき。1991年5月11日生まれ。2017年に相方のりんたろー。とお笑いコンビ・EXIT結成。芸人としての活動の他、アパレルブランド「EXIEEE」のプロデュースや楽曲配信・CDリリース、作家活動など、幅広いジャンルで活躍。

Information

「むき出し」 文藝春秋社 ¥1,760(税込み)

出典: 美人百花.com

兼近さんによる初の小説。本人いわく「人に優しくなれる本」「主人公の刹那的思想を脳にぶち込んでくだされ」とのこと。兼近さんが芸人を目指し書くきっかけとなったピース又吉さんも絶賛してます。

掲載:2021年12月号「#いま彼を知りたい」

撮影/中村完(f-me) スタイリング/矢羽々さゆり ヘアメイク/中込奈々(octbre) 取材・文/若松正子

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