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読めたらスゴイ!【成吉思汗】四字熟語ではなく食べ物です…

  • 2021.12.23

思い思いの漢字が4つ並んだ「成吉思汗」という漢字。 読めたらスゴいレベルの漢字なのですが、ご存じでしょうか。 中には大好きな人もいるアレですよ!

(1)「成吉思汗」は四字熟語ではない!

中国の思想家の言葉をあらわしたような漢字の「成吉思汗」。 立派な漢字が並んでいることもあり、四字熟語と勘違いしてしまう方もいるでしょう。 じつはこれ、ある食べ物をあわらしています! 北海道でよく食べられる料理ですよ。 「成吉思汗」は「ジンギスカン」と読みます。 「ジンギスカン」以外に「チンギス・ハン」と読むので、後ほどゆっくり説明しましょう。 (『広辞苑』より)

(2)「成吉思汗」は「チンギス・ハン」のこと?

広辞苑によると、成吉思汗はチンギス・ハンのこと。 ジンギスカンとチンギス・ハンは無関係そうですが、じつは繋がっています。 ここからは、チンギス・ハンの人物像を見ていきましょう。 チンギス・ハンはモンゴル皇帝の創設者で、元の太祖です。 元の名前はテムジンといい、モンゴルの遊牧民を統一しました。 統一後の1206年にハンという位、チンギスという号を授かりチンギス・ハンに。 皇帝チンギス・ハンが戦で頑張る兵士に野外で羊の肉を焼いて食べさせたことから、羊の肉を焼いて食べる“ジンギスカン”がこの漢字となりました。 偉大な人物が、直々に兵士に肉を焼いて食べさせていたとは驚きですね。 このような人柄から、このような漢字が使われたのかもしれません。 (『広辞苑』より)

(3)「成吉思汗」とはどんな料理?

北海道の郷土料理である「成吉思汗」。 焼肉のような感じで、溝のついたかぶと型の鉄鍋に、薄く切った羊肉や野菜をタレで焼いたものです。 この料理が生まれた背景には、歴史があります。 第一次世界大戦の影響により日本に羊毛が入らなかったときがあり、そのとき政府によって羊の飼育が始まりました。 毛を刈られた羊は、食用として戦後の日本を支えたようです。 なんだか複雑ではありますが、このことがきっかけで成吉思汗料理が生まれました。 食べる際には、感謝して食べてくださいね。 (『広辞苑』より) 意外な読み方をする「成吉思汗」。 歴史上の人物と同じ漢字をあらわす成吉思汗は、なかなか奥が深いですね。 ぜひ、友だちや家族にこの知識を教えてあげてはいかがでしょうか。 (恋愛jp編集部)

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