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「狗母魚」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.2.22
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魚にまつわる漢字をみなさんはいくつご存知ですか?

定番のものでいえば「鯛(たい)」や「鮃(ひらめ)」、「鮗(このしろ)」などが挙げられるかもしれません。でも、今回ご紹介するものはちょっとマニアックかもしれません。

それが、こちらの「狗母魚」です。

さて、いったいなんと読むのでしょうか?

「狗母魚」の読み方!

「狗」をはじめて見たという方もいらっしゃるかもしれません。こちらは「いぬ」と読みますよ。

今回の難読漢字は、そんな「狗」と「母」「魚」が並んだ「狗母魚」。「いぬははざかな」と読みたくなりますが…もちろん不正解。ちなみに、読み仮名はなんと2文字です!

今回は、難易度がかなり高めとなっています。正しく読めた方は、相当な漢字通かもしれません…!

それでは、とっても気になる正解を発表します。

正解は「えそ」でした!

「狗母魚」について

「狗母魚」を「えそ」と読むことに驚かれた方は多いはず。一方で「そもそも、これってどんな魚なの…?」と、困惑されている方もいらっしゃるかもしれません。

でも、みなさん知らないだけで、もしかしたら食べたことがあるかもしれませんよ? 実は「狗母魚」って、あの食べ物の材料にもなっているんです!

① エソ科に属する海魚の総称。マエソ、アカエソ、オキエソなどの種類があり、かまぼこなど練製品の材料になるものが多い。《季・夏》 〔温故知新書(1484)〕
② エソ科の海魚マエソの略称。体は細長く体長五〇センチメートルに達する。体の背面は黄褐色、腹面は白色。尾びれの上縁に一列の暗色点がないことにより、近縁のクロエソと区別できる。口が大きく歯が鋭い。食用とし、特に上質のかまぼこの材料にする。日本の太平洋岸と東シナ海の水深一〇〇メートル以浅にすむ。まえそ。〔大和本草(1709)〕

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

そう! 「狗母魚」はかまぼこなどの練製品の材料に使われているんです。年越しそばやおせち料理でかまぼこを食べた方、もしかしたらそれには「狗母魚」が含まれていたかもしれませんよ。

ちなみに、「えそ」は「鱛」や「鮧」と表記することもできます。ぜひこの機会に一緒に覚えておいてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

「狗母魚」は「えそ」と読みます。

今後も様々な難読漢字を出題させていただく予定です。ぜひチェックしてみてくださいね!