「約束(やくそく)」は破ってしまうと、人間関係を失うリスクを伴います。仲の良い人にはついつい甘えてしまいますが、「親しき仲にも礼儀あり」というように、そういった人にこそ真心を持って接するべきかもしれません。
さて、今回は上記の「約束」から「束」が入った難読漢字「束石」をご紹介します。
みなさんは、正しく読むことができますか?
「束石」の読み方!
「束石」を見て即座に「そくいし」という読み方が、頭に浮かんだ方も多いはず。
なんと! 実はそれが正解…ではありません。残念ながら、そう単純にはいきませんよ!
読み仮名は4文字で、「石」の部分は「せき」ではなく「いし」と読みます。つまり、正解に至るポイントは「束」の読み方ということに。「束」の「そく」以外の読み方を考えてみましょう!
「1束、2束…」と数えたりするときは「たば」と読みますが、こちらも不正解。「たばいし」ではありませんよ。
それでは、気になる正解は…?
「つかいし」でした!
「束石」について
「束」に「つか」という読み方があるなんて、知らなかった方も多いと思います。
ただ、人名に使われることもあるみたい。お知り合いの方に「束沙(つかさ)」という名前の方がいたりしませんでしたか?
それでは、「束石」の意味を辞書で調べてみましょう!
〘名〙 床束(ゆかづか)の下にすえる礎石。
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
ここで「床束ってなに…?」と疑問に思われた方は多いはず。「床束」とは「〘名〙 束柱(つかばしら)の一つ。地上一階の床板を支える短い柱」(出典:『精選版 日本国語大辞典』/小学館)のことなんだそうですよ。
つまり「束石」は、その下にすえる礎石のことになります。私たちの住居になくてはならない、重要な存在なんですね!
まとめ
いかがでしたか?
「束石」は「つかいし」と読みます。
「石」に関する難読漢字、実はけっこうたくさんあるんですよ。今後もご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!