今回ご紹介する漢字は「羚羊」。「羊部」が含まれる漢字「羚」に、「羊」の組み合わせという「羊」の存在が際立つ言葉となっています。
読んで字の如く、「羚羊(れいよう)」と読むケースもありますが、「れいよう」以外の読み方もあるのです!
一体なんと読むのでしょうか?
「羚羊」の読み方!
では、早速「羚羊」の読み方の発表です。
正解の前にまずはヒントをご紹介。なんと、「羚羊」の読み方に羊は無関係なのです。
そして今回の漢字は生き物でウシ科の哺乳動物となります。美しくて細い足を表現する際に登場する生き物と言えば…思い浮かんだ方も多いのではないでしょうか?
正解は「かもしか」でした!
「羚羊」の意味は?
それでは「羚羊(かもしか)」の意味を改めて、調べてみましょう!
〔その獣毛《=氈(カモ)》を利用する鹿(シカ)の意〕日本の高山にすむ哺乳動物。やや長くて真っ直ぐな二本の角がある。毛は長くて柔らかい。特別天然記念物。〔「カモシカのようにしなやかな足」という場合は、日本の在来種とは別のアフリカなどに分布する種を指す〕〔ウシ科〕
出典:山田俊雄・石綿敏雄編、角川最新国語辞典、角川書店(1993年12月10日29版)p.303
羚羊(かもしか)はウシ目(偶蹄目)ウシ亜目(反芻亜目)ウシ科ヤギ亜科のヤギ族以外の総称だそうです。ちなみに「羚羊(れいよう)」と読む場合は、「アンテロープ」と同義になり、ウシ科の大部分を占める総称になるそうです。
ちなみに「かもしか」は他に「氈鹿(かもしか)」という表記をすることもあるそうですよ。また、「羚羊」は「かもしか」の古名として「かもしし」と読むこともできるんだそう。
まとめ
いかがでしたか?
「羚羊」は「れいよう」とも読みますが、「かもしか」とも読みます。
ぜひ、この機会に「羚羊」の読み方をマスターして、ご友人やご家族との話のネタにしてみてください!