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「枯薄」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は...?

  • 2022.6.1
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今回ご紹介する漢字は「枯薄」。

「枯薄」の文字を見ると、「枯」という文字から「枯山水」「栄枯盛衰」といった重厚感漂う言葉が浮かぶ一方、「薄」という文字から「薄力粉」「薄口醤油」といった日常生活で馴染みのある言葉を思い浮かぶ方もいるかもしれません。

さて、「枯」と「薄」をあわせた熟語「枯薄」は一体なんと読むのでしょうか?

「枯薄」の読み方!

では、早速ですが読み方の発表です。

「かれうす」と読んだ方は、不正解。勿論、「こはく」でもありません!

ヒントは冬の季語。
落ちぶれるニュアンスを意味していて、歌謡曲のタイトルに使われたこともあります!

また枯れる前の秋に「尾花(おばな)」と呼ばれ、秋の七草にも数えられています。
ここまで書くと、思い浮かんだ方も多いのではないでしょうか?

正解は「かれすすき」でした!

「枯薄」の意味は?

それでは「枯薄(かれすすき)」の意味を改めて、調べてみましょう!

(冬の)立ち枯れたすすき。枯れ尾花。〔うらぶれたままで、年老いた人のわびしい姿のたとえとして用いられる〕

出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p.313

 

ヒントでも触れましたが、薄(すすき)は「尾花(おばな)」という名称で秋の七草に数えられています。

ちなみに、秋の七草は「尾花(おばな)」の他に「萩(はぎ)」「葛(くず)」「撫子(なでしこ)」「女郎花(おみなえし)」「藤袴(ふじばかま)」「桔梗(ききょう)」が含まれています。

春の七草「芹(せり)」「薺(なずな)」「御形(ごぎょう)」「繁縷(はこべら)」「仏の座(ほとけのざ)」「菘(すずな)」「蘿蔔(すずしろ)」は全て食用の植物ですが、秋の七草は食べられない(観賞用)植物も多いので注意してくださいね。

まとめ

いかがでしたか?

「枯薄」は「かれすすき」と読みます。

ぜひ、この機会に「枯薄」の読み方をマスターして、ご友人やご家族との話のネタにしてみてください!