今回ご紹介する漢字は「魬」。魚へんに「反対」や「反則」で使われる「反」という漢字で構成されています。
一見簡単そうですが、はたしてなんと読むのでしょうか…?
「魬」の読み方!
では、早速「魬」の読み方の発表です。
「反」から「反り返る(そりかえる)」をイメージされた方もいらっしゃるかもしれませんね。
ヒントは出世魚。順調に成長すると「鰤(ぶり)」になるといえば、正解が思い浮かぶ方もいるのではないでしょうか?
そう、正解は「はまち」でした!
「魬」について?
では早速、「魬(はまち)」について国語辞典で調べてみましょう!
〔出世魚の呼称の一つ〕①〔関東で〕養殖したブリ。②〔関西方言〕イナダ。
出典:山田忠雄・倉持保男ら編、新明解国語辞典、三省堂(2020年11月20日第八版、青版)p.1272
ヒントでも触れましたが、「魬」は出世魚!成長とともに名前が変わっていきます。一方で、地域によって呼称が異なるという少々ややこしい面もありますよ。
例えば、関東ではモジャコ、ワカシ(ワカナゴ)、イナダ、ワラサ、そしてブリの順番に。関西ではモジャコ、ツバス、ハマチ、メジロ、ブリの順番に名前が変わるそうです。
地域によって、大きさで名前が変わることもあれば、天然養殖の違いで変わることもあるなんて、なんだか面白いですよね…!
まとめ
いかがでしたか?
「魬」は「はまち」と読みます。
ぜひ、この機会に「魬」の読み方をマスターして、ご友人やご家族との話のネタにしてみてください!