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身体ナビゲーションVol.63「腎臓の働き」

  • 2015.8.7
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こんにちは。健康管理士のSAYURIです。

腎臓が尿を作り、体内の老廃物を排せつする働きをしていることは多くの人が知っていることとは思いますが、実は腎臓には他にも内分泌臓器としての一面があるなど、あまり知られていない 重要な働きも担っています。今回は基本的な腎臓の働きからご紹介したいと思います。

●腎臓、それは人体の高機能フィルター

私たちの体は、食物に含まれている栄養素をエネルギー源もしくは新しい細胞のもととすることで生命を維持しています。このとき、細胞でエネルギー源に使った栄養素などの残りカスが発生します。例えば、タンパク質からは最終産物として尿素ができ、炭水化物や脂質からは二酸化炭素が発生します。

また、細胞の新陳代謝において生じた老廃物も血液中に残ってしまいます。このような老廃物などは体にとって有害となり得るため、体外に排せつしなければなりません。そこで活躍するのが腎臓の高機能フィルター機能です。

●血液ろ過の過程

腎臓内には、血液をろ過する非常にキメの細かいフィルターがあります。それが“糸球体”です。全身を循環する血液は腎動脈を通って腎臓内に送られ、そのほとんどが糸球体に流れ込みます。

血液が糸球体を通過する間に、赤血球や白血球、分子の大きなタンパク質など、体に必要な成分以外はろ過されます。そして、不要な物は尿として体外に排せつされ、キレイになった血液は腎静脈を経てまた心臓に戻る仕組みになっています。

●尿の旅路

では、腎臓の糸球体でろ過され、血液から取り除かれた老廃物はどうなるのでしょうか。

それらは“原尿”という尿のもとになります。原尿の中には水分のほか、

・ナトリウム

・塩素

・カリウム

・マグネシウム

・カルシウム

・ブドウ糖

・尿素

・有機酸

などさまざまな成分が含まれています。

大人では1日に150Lもの原尿が作られますが、その原尿が全て尿として排せつされるわけではなく、電解質などの体に必要な成分は尿細管を通る間に水分と一緒に再吸収される仕組みになっています。

最終的に尿となって排せつされる量が約1.5Lなので、ろ過される量の約99%が再吸収されていることになります。

【参考文献】

・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

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