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「行器」はなんと読む? 読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.2.14
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みなさんはご自宅でどんな「器」を使っていらっしゃいますか?

料理の種類や洋風和風など、用途や好みによって様々な「器」を使い分けるのも食事の楽しみの1つかもしれません。

今回はそんな「器」が使われている漢字、雛人形の道具としても使用される「行器」をご紹介します。

「行器」はなんと読む?

まずは「行」「器」、それぞれの読みを振り返ってみましょう。

「行」は「行く(いく)」や「こう」、「ぎょう」と読みますよね。

続いて「器」、こちらは「うつわ」や「き」と読むことができます。

これらを組み合わせて「こうき」「ぎょうき」と読まれた方がいらっしゃるかもしれませんが、それでは不正解なんです。

ここでヒント! 読み仮名は3文字、「器」はなんと「い」と読みます。「行」にどんな2文字が当てはまるのか考えてみましょう。

どうでしょう、答えの見当はついたでしょうか。

それでは正解を発表します。

正解は、「ほかい」でした!

「行器」について

「ほかい」、「行」や「器」の読みとしてはかなり意外なものだったかもしれません。

ちなみに、「外居」という別表記もあるんです。こちらであれば、自然に読むことができるのではないでしょうか。

なお、意味は下記の通りとなっています。

ほか‐い ‥ゐ【外居・行器】〘名〙 遠行の際に食料を納めて持参させる曲物(まげもの)の類。弁当箱の一種。また、食物を納める移動用の調度。塗物で円筒形、蓋と外へ反った三つの脚がある。ほっかい。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

また、「行器」は現在ではひな人形の道具としても使われています。ご自宅のひな人形とセットになっていた、という方もいらっしゃるかもしれませんね。

ただ、同じくひな人形の道具として使われているものの中に、「貝桶(かいおけ)」という、見た目がとてもよく似たものがあるんです。

違いとしては、上から見ると「行器(ほかい)」は丸く、「貝桶(かいおけ)」は6角形になっています。

まとめ

「行器」は「ほかい」と読み、「食料を持ち運ぶ際の入れ物」のことでした。

ぜひ、この機会に「行器」の読み方を覚えて、ご友人やご家族との話のネタにしてみてください!