「円卓」は「えんたく」以外になんと読む？読めたらスゴい難読漢字、正解は…？

今回ご紹介する漢字は「円卓」。こちらは普段「えんたく」と読むことがほとんどかと思いますが、今回は違う読み方を当てていただきます。

「円卓（えんたく）」といえば中華料理屋さんなどに行くと体験できる、円形のテーブルですよね。

さて、こちらの別の読み方はいったいどんなものなのでしょうか。

「円」は「えん」の他に「円い（まるい）」と読みますよね。この「円卓」でも、例にもれず「円」は「まる」と読むんです。

では、もう一方の「卓」を見てみましょう。こちらは「たく」と読みますが、他の読み方はあまり使われないかもしれません。

そう、今回の鍵は「卓」にあります。こちらをどう読めば正解できるのか、考えてみてください！

いかがでしょう、正解の見当は付きましたか？

それでは正解を発表します。

正解は、「まるしょく」でした！

「卓」と書いて「しょく」と読む、かなり意外なものだったかもしれません。

この読み方には「仏前に置き、香・花・灯・燭などを供える机。茶の湯にも、香にも用いられた」や「食事をする机。テーブル。食卓」（出典：『精選版日本国語大辞典』小学館）といった意味があるんだそう。

こういった意味の「卓」に「円」がついているとなると、なんとなく「まるしょく」の意味が分かった方がいらっしゃるかもしれませんね。さっそく辞書で確認してみましょう。

〘名〙 (「しょく」は「卓」の唐宋音。「まるじょく」とも)
① (丸卓) 茶道で、棚物の一つ。天板・地板ともに丸く、二本柱で足が三つついたもの。丸棚。② 円形の卓。丸いテーブル。

出典：『精選版日本国語大辞典』（小学館）

単純に丸い机、というだけではなく、茶道の棚のことも指すのですね。

ちなみに「まるしょく」は「円卓」のほか「丸卓」と表記することができますよ。

「円卓」は「えんたく」の他に「まるしょく」とも読み、丸いテーブルの他に「茶道の棚」のことも指していました。

既に知っている漢字でも、実はまだ知らない読み方がある、というものはたくさんあります。

今後も「円卓」のような漢字をご紹介していくので、楽しみにしていただけると幸いです。