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「巻子」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.2.12
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今回ご紹介するのは「巻子」です。

「巻」も「子」も小学校で習うような簡単な漢字ですが、この2つが組み合わさると、いったいどんな読み方になるんでしょうか。

今回は、読みと並行して、意味も併せて考えてください!

「巻子」の読み方!

「巻」は「巻く(まく)」や「かん」と読みますよね。また、「子」は「こ」や「し」、十二支の「子(ね)」等と読み、知らない方の方が珍しいような小学校で習う簡単な漢字です。

1字ずつだと簡単ですが、これらを組み合わせた「巻子」は、何と読むのか想像できないという方も多いのではないでしょうか。

ちなみに「書巻」を意味し、「かんし」「かんず」と読むことができますが、今回答えていただきたいのは2文字の読み方です!

ここでヒント! 正解は、人間の体の一部分と同じ読み方なんです。

一体どこのことを言っているのか、少しの間考えてみましょう。

いかかでしょうか、どこのことか分かりましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「へそ」でした!

「巻子」について

「へそ」という読み方はかなり意外だったかもしれません。

ただ、読みが同じとはいえ、身体の一部の「へそ」とは意味が異なっているんです。そちらは「臍」と書きます。

では、「巻子(へそ)」はいったいどういう意味なのか、辞書で確認してみましょう!

へ‐そ【綜麻・巻子】〘名〙 (「へ」は下二段動詞「ふ(綜)」の連用形から。「そ」は「麻」) 織機にかけられるようにより合わせた麻糸。また、つむいだ麻糸を巻きつけた糸巻の一種。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「巻子」は、麻糸、または麻糸が巻き付けられた糸巻のことを指していました。余談ですが、この「巻子」が使われていることわざに「面(つら)に似せて巻子(へそ)を巻く」というものがあります。意味は「人はそれぞれの性質によって、する事にも相違がある」(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)です。こちらもセットで覚えておくといいかもしれません。

まとめ

「巻子」は「へそ」と読み、麻糸、または麻糸が巻き付けられた糸巻のことでした。

「巻子」のような難読漢字はまだまだたくさんございます。今後もご紹介させていただくので、次の機会をお楽しみに!