「昨日」、「きのう」や「さくじつ」と読み、1日前のことを指します。知らない人はいない、日常的に使う言葉ですよね。
公の場では「さくじつ」と読まれることが多いかもしれません。「昨日」という言葉は、もしかしたら使わない日の方が少ない可能性すらありそうです。
今回は、そんな「昨日」の別の読み方を当てていただきます!
「昨日」は「きのう」「さくじつ」以外の読み方!
まずは一般的な読み方から考えてみましょう。
「昨」は上記のように「さく」と読みます。一方「日」は「じつ」の他に「ひ」や、「八日(ようか)」などで「か」と読みますよね。
ただ、これらを単純に組み合わせただけでは正解とはなりません。
「昨日」の読み方は他に2つ存在し、それぞれ2文字と5文字の読み仮名です。空欄に当てはまる文字を考えてみましょう。
どちらもかなり特殊な読み方です。
それでは、ここで正解を発表します。
正解は、「きそ」「きんにょう」でした!
「昨日(きそ、きんにょう)」について
「きのう」「さくじつ」以外にもこんな読み方があったんですね。どちらとも当てられた方はあまり多くないかもしれません。
ちなみに、「きんにょう」は「きのう」から変化したものなのですが、「きそ」はまた違った意味もあるそうです。一旦辞書で意味を確認してみましょう。
まずは「きんにょう」から。
きん‐にょう【昨日】
〘名〙 「きのう(昨日)」の変化した語。
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
続いて「きそ」です。
きそ【昨=日/昨=夜】
《「きぞ」か。「そ」の清濁不明》昨夜。ゆうべ。また、昨日。
出典:『デジタル大辞泉』(小学館)
「きそ」には「昨夜」という別表記があり、「昨日」に加えて「ゆうべ」という意味があります。忘れずに覚えるように注意する必要があるかもしれません。
ちなみに「昨日(きのう)」には一日前以外にも別の意味があります。
それは「きわめて近くに思われる過去。回想して昨日のことのように近くに、また、印象鮮やかに思われる過去」(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)というもの。あまり一般的ではないかもしれませんが、使う機会があるかもしれませんよ。
まとめ
「昨日」は「きそ」「きんちょう」とも読むことが分かりました。
上記のような、現代では使われなくなったために、周知されていない読み方をする漢字はまだまだあります。今後も随時ご紹介させていただきます!