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「衣魚」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.2.23
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今回ご紹介するのは「衣魚」です。

「魚」が付く漢字といえば、「秋刀魚(さんま)」や「太刀魚(たちうお)」など、食卓によく並ぶ「魚」の名前が浮かぶ方も多いかもしれません。

そんな「魚」と、一見関係なさそうな「衣」が組み合わさった「衣魚」。はたしてなんと読むんでしょうか…?

「衣魚」はなんと読む?

まずは、普段使う読み方をもとに考えてみましょう。

「衣」は「衣装」などでは「い」や、1字で「ころも」と読みますよね。また、「魚」は「さかな」や「ぎょ」、「うお」と読むことが多いかと思います。

これらを単純に組み合わせると…「いぎょ」? または「ころもうお」などでしょうか? しかし、残念ながらこれらは不正解なんです。

よく使う読み方からは正解にたどり着けなさそうなので、ここでヒントをご紹介!

大切な服に食べ物や飲み物をこぼしてしまった時、みなさんは何を心配しますか?

実はこれが、そのまま「衣魚」の読み方となっています。

それでは正解を発表します。

正解は「しみ」でした!

「衣魚」について

「しみ」という読み方、かなり意外だったかもしれません。

では、意味を確認してみましょう。「魚」が付く言葉だから魚の名前なのか、はたまた読みが同じで「衣」が含まれることから服のシミのことなのか。

残念ながら、どちらも違います。

実は、「衣魚」は「魚」とは全く違う生き物の名前なんです。

しみ【衣=魚/紙=魚/蠹=魚】シミ目の昆虫の総称。体長約1センチ。体はやや細長く、魚を思わせ、腹端に3本の長毛をもつ。口はかむのに適する。湿潤な所にすみ、人家内にもみられ、書物・衣類など、のりのついたものを食害する。総尾類。しみむし。《季夏》

出典:『デジタル大辞泉』(小学館)

 

なんと「衣魚」は虫の名前でした。また「雲母虫(きららむし)」という別名もあるんだそう。「衣魚」の他、「紙虫」「蠹魚」と書くこともできるのですね!

まとめ

いかがでしたか? 「衣魚」、その名前から抱く魚のイメージとは違い、虫のことでした。

夏に多く出る虫ですが、冬でも暖房で暖かい部屋には現れるそうです。

ぜひ、この機会に「衣魚」の読み方をマスターして、ご友人やご家族との話のネタにしてみてください!