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「託言」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は…?

  • 2022.5.25
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今回ご紹介する漢字は「託言」です。

「言」はとても馴染み深い漢字ですが、それと比較すると「託」はあまり見ない漢字かもしれません。

「詫び状(わびじょう)」の「詫」とよく似ていますが、全く違う読み方をします。

では、「託」「言」が組み合わさると、いったいどう読むのでしょうか…?

「託言」はなんと読む?

「託」は「委託(いたく)や「結託(けったく)」など、「たく」という読み方で多く使われています。

一方「言」は、「言う(いう)」や「こと」、「げん」や「ごん」など様々な読み方がありますよね。

これらを組み合わせて「たくげん」と読んでも正解です。ただ、今回当てていただきたいのは別の読み方! 「託」をどう読むかがカギとなっています。「託」の訓読みが分かれば正解に近づけるはずです。

ここでヒント! 「託」の訓読みは、関係の薄いものに無理やり結びつけること、という意味。みなさんがそういう時に何と言うか、想像してみましょう。

この後すぐに正解を発表するので、まだ考えている方はここで一度スクロールを止めることをお勧めします。

それでは正解発表です。正解は、「かこつけごと」「かごと」でした!

「託言」について

「託言」は「かこつけごと」「かごと」と読むんですね。ちなみに、「託」の訓読みは「託ける(かこつける)」でした。

ただ、「託言」の意味が「託ける」に近いものであることに違いはありませんが、他にも複数の意味があるようです!

か‐ごと【託言】〘名〙 (「かこと」とも)
① 関係のないことに結びつけてそのせいにした言葉。他にかこつけて言う言葉。かこつけごと。言いがかり。口実。申しわけ。② しいて関係づけて恨み嘆く言葉。ことよせて嘆く言葉。うらみごと。愚痴。不平。かこちごと。③ ほんのわずかであること。少し。④ その時だけの誓いの言葉。
かこつけ‐ごと【託言】
〘名〙 何かのせいにして言う言葉。口実。いいぐさ。いいぬけ。かこつけ。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「かごと」には「しいて関係づけて恨み嘆く言葉」や「ほんのわずかであること」など、様々な意味がありましたね。

また、「かごと」の類義語に「何かにかこつけること。口実をもうけて言い訳すること」という意味の「藉口(しゃこう)」という言葉があります。こちらも合わせて覚えておきましょう!

まとめ

今回は「託言」の読み方を当てていただきました。普段あまり使われる機会が多くない読み方だったので、かなりレベルの高い問題だったかもしれません。

人間誰しも間違えたり、失敗してしまうことはあるものです。

そんな、自身が悪い時には「託言」せず、まっすぐに生きていきたいものですよね。

 

※参考文献:『デジタル大辞泉』小学館