「竹(たけ)」、日本では非常に馴染み深い植物ですよね。食材として私たちの食卓には「筍(たけのこ)」が並びますし、建材や物干しざお、かごなどの実用品にも使われています。用途が幅広いことでも有名です。
今回はそんな「竹」が使われている漢字、「弱竹」の読み方を当てていただきます。
「弱竹」はなんと読む?
単純に「じゃくたけ」「よわたけ」と読んだ方がいらっしゃるかもしれませんが、残念ながら不正解です。
今回の鍵は「弱」。「竹」は「たけ」と読みますので、残りを考えてみましょう。
「弱」は「よわ(い)」「じゃく」、少し難しいものだと「にゃく」と読みますが、どれも「弱竹」の読み方には当てはまりません。
ヒントは2文字、「〇〇たけ」に当てはまる文字を考えてみましょう。
それでは正解を発表です。
正解は、「なよたけ(なゆたけ)」でした!
「弱竹」について
「弱竹」の読み方、みなさん当てられたでしょうか。「弱」の読みとしては意外なものだったかもしれませんね。
弱弱しい(よわよわしい)様のことを「なよなよした」ということがありますが、ここから考えるとおのずと「弱竹」の意味も分かるかもしれません。さっそく辞書で確認してみましょう。
名〙 (「なよだけ」とも) 細くしなやかな竹。なよなよとした竹。若竹。なゆたけ。また、「めだけ(女竹)」の別名ともいう。
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
特定の状態の竹を指す言葉でしたね。
また、竹の一種である「メダケ」の別名でもあるそうですよ。
まとめ
今回は、「弱竹」という漢字をご紹介させていただきました。
少し特殊な読み方でしたが、「なよなよとした竹」という意味と併せると覚えやすいかもしれません。
この機会に、ぜひ覚えてみてくださいね。